テレポート系イケメンは元ヤン系神主に勝てるか否か ページ15
「とっなりーのまっちのーヤンキーはー
どーいつーもくーちさーきばっかりでー
じっしーつチーキンと喧嘩のっしろーうと
やーんなっちゃうーなったったっかたー」
俺が中学生の頃に自作した歌を歌いながら拠点を徘徊する。
ちなみに、２番は他校の奴らについて淡々と侮辱する歌詞である。
「にしても居ないなー弟くん……もしかして自分から脱出しちゃってたりしてー」
「そんなことはできない。連れてきたナチュラルには教育係がついている」
「だよなー、流石に逃げるのは難し……え？」
「よう、侵入者」
右手を軽く挙げて俺に挨拶する男。
全身タイツのせいで台無しだが、顔立ちはなかなかいい。
って、冷静に見てる場合じゃねーよ。
なに同じように挨拶しようとしてんだ、あほか俺は。
「大人しく捕まれ侵入者、俺は戦いが好きじゃない」
「いやぁー、ちょっと無理かなあ」
「……ならば力ずくで捕えるだけだ！」
「お前はゲームのボスキャラか？」
俺が入れたつっこみを無視して、そいつは両手を前にかざす。
やべ、こいつも超能力者だってこと忘れてた。
対抗できるかどうかは判らないが、念のため結界を張っておく。
すると、目の前にいたそいつが一瞬消えた。
……と、思ったらすぐに見えるようになった。なぜかそいつの息がきれている。
心なしか距離が縮まってる気もするが……。
「……はぁ、ど、うした、俺の、力をみて……ゴホン、驚いたか？」
「えっ、今なんかした？」
「…………わからないか」
「え？ えー、あそうそう。距離が微妙に縮まったね」
「その通り、俺はテレポーテーションを使うことができる能力者だ。
念を使うことで自分を動かすことができる、画期的な力。素晴らしいだろう」
「でも息切れ起こしてたよね」
「ああ、相当な力と集中力が必要でな。今は半径２０�册阿�ので限界だ」
「それさ、歩いた方が速くね？」
「…………」
――――……
「さて、どーちーらーにー……よし右行こう」
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雨散々(プロフ) - 椿さん» 大変申し訳ありませんでした。即刻訂正させていただきました。丁寧なご指摘本当にありがとうございます。 (2017年4月9日 11時) (
レス) id: eca17ac586 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - コメント失礼します。実在する人物、小説、漫画、アニメなどのキャラクターを使用した作品なので、オリジナルフラグを外してください。違反とみなされ通報される可能性もありますよ。 (2017年4月9日 10時) (レス) id: 70ed70658f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨散々 | 作成日時：2017年4月8日 17時
