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ロ「本当に、Aはあれでよかったのか?
いや、元はと言えば俺が吹っ掛けたのが悪いんだけど」

帰り道を三人で歩いていれば、ローレンがそう聞いてきた。

「うん、いいんだ、それよりも…、
私は二人がすごい高い順位と点数取ってくれて嬉しくって
その賭けのことも半分くらい抜け落ちちゃった」

ア「俺50位以内とか初めてだもん、ありがとねA」

ロ「そうね、俺も初めてだったわ、A、ありがと」


二人からお礼を言われて嬉しくなってしまう。
最近感情が物凄く出やすくなっているような、
やっと、素直になれてきているのだろうか。


ロ「やっとテスト終わった感じしたわ
でも次すぐ体育祭だったよな?リレーめんどくせ
うぐっほん、なんでもない」

ア「でてるし、もう遅いよ(笑)」

「そっか、体育祭もうすぐなんだ……」

体育祭、実はすぐだったりする。
私は前も言った通り。バスケと借り物に出る。

体育祭、ローレンのこと応援できたらいいな
あ、勿論アクシアくんも応援しますよ、ついでじゃないから。

リレー……ぜったいかっこいいもんなぁ。
女の子達が黄色い歓声を送る様子が目に浮かぶ。

…やっぱり、なんか黒いモヤモヤした感情が浮かぶ。
止めよう、こういうこと考えるのは。

ア「A」

急にアクシアくんが小声で話してきた。
ローレンは気づいていない様子。

私も小声で会話を始める
「どうしたの」

ア「体育祭、…告白とかしないの?」


へ???告白…………告白、?
ああ、そういえば学校のイベントには
付き物だったなぁそういうの

ア「体育祭、大チャンスぽくない?」

「いや、しないかなぁ」

ア「どうして」

だって、
「今の関係のままで私、いいよ、満足してる
告白してギクシャクするよりもずっといいと思うもん」

ア「そっか……まぁ、俺も無理には勧めんから、
相談とかには乗るよ、色々ためてることあったら言って?」

「ありがと」


アクシアくんの優しさが私の救いになっている気がする。
いやもう、ほんとうにありがたい。

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田中ァァァ - やっぱり好きです。めちゃくちゃ応援してます。(土下座) (2021年10月24日 20時) (レス) @page35 id: 5fbe9c0a9d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:如月 | 作成日時:2021年9月25日 23時

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