プライドなんて、

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A「私、ローレンのこと何があっても
嫌いにならないと思うから
そこは安心して欲しい…し、」



A「撫でてもらうの、気持ちよかったから
やめなくても……いい。」




いっつもクールだとか言われてる子が
ほんとはこんなにかわいくて健気だったとか。



…そんなん、知ってるの俺一人でいいって。



いや、アクシアはまぁ、仕方ないけれども。



ほんと、俺だけにしてくれればいいのに。




いっそ、意識してもらえるように、
もう少し手を出してみるか？



いや、言い方悪すぎな俺。
少しアプローチってやつでもやってみるか…、？


多分、撫でるのはライン的にセーフだと思う。
撫でるのやめなくていい
って顔少し赤くしながら言ってくれたから。


撫でられるの自体は好きなのかなAはって感じる。

撫でてるとき表情柔らかくなってた気がしたし。





え、早く勉強進めろって？？



いやまぁ、たしかに今は勉強進めんとよな。







ああ、そういえばだけど
たしかテスト終わったらすぐ体育祭があったはず。




『リレーで優勝したチームの人が
他の誰かとハチマキを交換すると
二人のそれぞれの願い事が叶う』


学校で流行っとるジンクスとか……、


普段ならそんなん叶うわけないだろ
っていい加減な態度とってただろうけど。





今回はそうはいかん。




あぁ、他の奴らに奪われないようにしないとな。



頑張らんとだわ、勉強も……



恋愛も。







そして俺は、月曜日、そうだな、
後期中間テスト初日。






久しぶりにあんなに他のやつに対して
怒ることになるとは思っていなかった。

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