検索窓
今日:1 hit、昨日:25 hit、合計:50,503 hit

25。 ページ25

おはようって、
言えたし言ってもらえた。
そんな簡単なことでも嬉しくて。
ああ、恋って楽しいんだな
って思ってしまった。

多分だけど、そのあとすぐ
ローレンがニコッて笑ってくれたんだと思う。
私に対してなのか他の人に対してなのかは
分からないけれど。


ニコッて笑顔返せば満足そうに頷いてくれて。


そうしたらなぜかアクシアくんを先に行かせ、
ローレンが私の方に寄ってきた。


どうしたのだろうか、
……私、何か変なこと…したっけ?
したか。
敬語微妙にだけどはずしたから……
あんまり敬語ははずさないからなぁ
LINeの時とか中学から仲いい子とかにしか。


不思議に思いつつ彼に目を向ければ、


ロ「ねね、朝からお疲れさん、これやるよ」



と言われ、渡されたのは
冷たいココアだった。

まさか、わざわざ買ってくれたのだろうか


「いいの?ほんとに?」


ロ「いーよ、
俺が好きなやつテキトーに選んだだけだし
頑張ってんなって思ったからやるわ」



うっわ、自分でも自分の心臓が
ものすごいスピードでドキドキしてるのが分かる
ココアが冷たくてよかった。少し冷えるから
頬が赤くなるのは防げる(多分)
「ありがとう……」



ロ「あの……Aさ、敬語はずしてくれたんだ?」


あっ…自然と外してしまっていた。
いやまあ、最初の時点で
外れちゃったのは気づいたけど。

なんか、敬語だと距離あるよなって
思って、…もういいかなって。


でも気分悪くしちゃったかな…
不安だ。


「……、距離。」


ロ「え?」


「距離縮めたかったから……です
気分、悪くなったのなら、ごめん」


ロ「…っっ、そ、か。いいよ、むしろ嬉しいから」

ちょっと頬を赤くしているローレン。
不覚にも、かわいいって思ってしまった。

「ほんと???
よかった、……そろそろ時間じゃない?」


ロ「え、まじか、じゃ上行かないとじゃん」



「でも私これギリギリまでやんないとだから…」



ロ「あ、そうなん?めんどくせーのなそれ。」



「そうだね、意外と。でも……」


でも、こういうふうにローレンと
話せることもあるかもだから。


ロ「でも、…?」



「なんでもない、ほら上行かないとなんでしょ?」


ロ「あっ!そうだったサンキュ。
じゃ、またね〜!」


「うん。」


やっぱりまだそこまで
素直に言う勇気は出ない。

でも大丈夫だよね
きっといつか
言えるようになると思うから。





彼が教室に行ったあと
私も風紀の皆と教室に戻るのだった。

26。→←24。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (50 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
146人がお気に入り
設定タグ:にじさんじ , 2434 , 学パロ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

那々 - 田中ァァさん» 生きがいですかぁ…!!本当に嬉しい言葉をありがとうございます!(…これは更新頑張らなくては!) (2021年9月26日 17時) (レス) id: 707aad3d9e (このIDを非表示/違反報告)
田中ァァ - 生きがと言っても過言じゃないくらい好きです。 (2021年9月26日 10時) (レス) @page47 id: cf4fd5c006 (このIDを非表示/違反報告)
那々 - まーっちさん» 有難うございます!コメント凄く嬉しいです!更新も頑張りますね! (2021年9月19日 2時) (レス) id: 707aad3d9e (このIDを非表示/違反報告)
まーっち - え、めっちゃ好きです!!!更新応援してます! (2021年9月18日 19時) (レス) id: 0be4ce7647 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:如月 | 作成日時:2021年9月16日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。