真選組女隊士[銀魂] 2

62.スカート ページ12

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｢よし、復活｣


｢ま、まだ完治してないんですからね！

ち、ちゃんと！病院も、戻ってきてくださいね！｣


｢あ”ぁ？｣


｢ひぃいっ｣


｢さすが、真選組のばかどもを補佐するだけある、こえーや｣



無理言って退院にさせてもらった私。

医者の小言に反抗していると、久しぶりに聞こえた声。


少し驚いてから、急いで振り向くと

真選組隊長全員が一列に並んでた。



｢･･･なにやってんのアンタら｣


｢隊長補佐、指示を｣


｢とりあえず全員そこでどげぃざ。

私を不安にさせた罪でせっぷーく。


あ、総悟お前は特に私を不安にさせた罪で焼えてしね｣


｢こえーやー｣


｢今の状況と土方さんたちの指示は？｣


｢げざい入りのマヨ買って来て欲しいらしいぜィ｣


｢原田説明！｣


｢全員体調良好。

Aさんが退院次第至急現場集合で敵地に乗り込む予定です｣


｢げざい入りのマヨは終わった後にしよう総悟｣


｢仕方ねェなァ。ほら、お前の隊服だ着替えろ｣


｢･･･ここで？！車乗せろ！｣



変わらないメンバーに、その態度に、なんだかうるっときた。


総悟の通常運転に、安心した。


急いでパトカーに乗って原田が運転する中

総悟の隣で着替えを始める。



｢お前ほんとに女じゃねぇや｣


｢口縫われたい？｣


｢もっと恥じてくんねぇと面白くねぇだろうが｣


｢恥ずかしくねぇよこんなもん！｣



久しぶりの隊服。

うん、懐かしい。



｢･･･私の隊服新調した？｣


｢松平のとっつぁんがそっちの方がいいだろうって｣


｢スカートじゃねぇか！

ちょっと待ってー、これは恥ずかしいわ｣


｢誰もてめぇのおパンなんざ興味ねぇよ｣


｢誰も気にしてなくても私が気にするの！ねぇ原田！｣


｢･･･みんな見ると思いますよ｣


｢フォローではないんだよねそれ！｣



あんのエんロおやじ1発なぐっても大丈夫かな。


こんな短いスカート履いたらほんとにおパンがチラチラよ。


短いスカートの丈をいじいじしながら

いつもみたいに暴れ回れるかを心配する。



｢仕方ねぇな、俺がいい感じに隠してやるから心配すんな｣


｢･･･あー、何とか動くしかないなぁ｣



スカート切られたら終わりだなぁと思いながら

いつもの原田の運転に安心してウトウトしてしまう。


あー、やだなぁ、なんか。


うつだなぁ。


ただ攘夷志士をたおすだけなら、まだ、元気なのに。





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