真選組女隊士 [銀魂]

41、ホワイトデー ページ41

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｢あー、あー、全屯所内の隊士に告ぐ〜。

ぜーんいーん大広間へ〜集合しちゃってもろて〜｣



屯所の各所に放送を入れれば

誰だ！この呑気な放送！隊長補佐しか居ねぇだろ！またあの人か！


とまぁまぁ罵声が聞こえる。


悪口だよね？え？


まぁそれなりにきちんと集まった。


･･･近藤さんはいるのに土方さんと総悟がいねぇんだよな。



｢近藤さん、土方さんは？｣


｢部屋じゃねぇのか？｣


｢おーい土方さ〜ん総悟〜、早く来ねぇと殺しちゃうぞっ｣



可愛〜くそう告げれば、しばらくしてのんびりと集合した2人。


どこのアホ毛の真似だと文句を言ってくるから

わかってんじゃねぇか早く座れと指示を出す。



｢てんめ、上司に向かって何だその口の利き方｣


｢すんませんすんません。そんでね、なんでみんなを集めたかと言うとね｣


｢はぁ･･･｣


｢ホワイトデーは？！ねぇ！！どーゆーこと？！！

あと、なんか最近過保護じゃない？！おかしくない？！


上司の私庇おうとするやつ誰だよいい加減にしろ？


あとこの間私の部屋から刀盗んだん誰だよいい加減にしろ？


それから最近私の塩分摂取量減ってるんだけど誰のせいかな？｣



どっっさりと溜め込んだ文句を言えば

シン、と静まりかえる大広間。



｢とりあえず早くホワイトデー渡せ。

それよりその過保護モードやめろ。

刀盗んだやつと塩分控えめにしてきてるやつは許さん切腹しろ｣


｢刀盗んだのは俺でさァ｣


｢ちゃんと名乗れて偉いな、よしここで切腹。ほれ、切れ｣


｢嫌でさァ｣


｢あの日！刀みにつけたと思って甘味処行って！

攘夷浪士に襲われかけたんじゃボケ！


塩分は？！｣


｢そらぁ俺だ！｣


｢近藤さん酷い！切腹とか言えない！死んでくれ！｣


｢だって最近摂りすぎだよ？高血圧になっちゃうよ？

俺はAちゃんの体を心配してさ？｣


｢親父か！


はい、んじゃあ、もう過保護になりません

A様を監視しませんの違いを言ってホワイトデー置いて出てけ｣


｢仕事中に、どうせろくでもねぇこったろうと思ったが

ほんとにこんな事で呼び出すんじゃねぇよ。


あんな怪我して吐血されたらそりゃ過保護にもなんだろうが｣


｢重要でしょう！

もう怪我してないし血も出ないからやめて！


なんかむず痒いんだよ！


ほれ、早くしないか。

何？ホワイトデーがない？


はい切腹。


嫌なら明日までに用意しろ。

醤油も麺つゆも可。


じゃあ誓いだけ言って帰れ｣

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