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31、契約成立 ページ31






「いい加減にしろ・・・人を馬鹿にすんのもいい加減にしろ!」



ミツバ姉さんのことだ。

こいつ、ミツバ姉さんのこと、バカにしたんだ。


頭に血が上る。


こんなやつ、大嫌いだ。


もう私を止められないと気付いたか、

私が飛び出すのを止める人はいなかった。


後ろから流れ込む敵と、前に聳え立つ敵。


切って、切って、切った、けど、

強いやつは、強い。


この茶髪、馬鹿みたいに強い。

背中の傷、開きやがった。



「銀ちゃん!」



刀を混じえながら、声にハッとし振り向く。

幹部らしき奴は2人ぶっ倒れていて

神楽ちゃんと旦那と新八くんが頑張ってくれたことが分かる。


それにしても雑魚が多い、でも、幹部はあとこいつとあの女だけ、って時だ。


神楽ちゃんが捕まっているのが見えた。

新八くんが倒れているのが見えた。


旦那が、止まったのが見えた。



「ねぇ隊長補佐さん、ゲームをしましょう」


「すまねぇ・・・」



ドブスの声と、旦那の声が、私の耳に届いた。



「私が手に持ってるこれ、毒よ。見える?

空気に反応して毒が広がるわ。

すぐに殺すのは勿体ないから、これで苦しんで死んで欲しいの。


あなたには選択肢が2つあるわ。


1つは、ここでみんなでお陀仏すること。

私は逃げるけど、私の部下と、そこのヤツらと死ねるわ。

2つは、貴方だけがここでお陀仏すること。

みーんな助かるわ。


あなたが一筋縄で死ぬとは思えない、だからそいつらを呼んだの。

あなたが死ねば、誰にも手を出さないと宣言するわ。


死ななければ大切なお仲間たちの命は約束しない。


あぁ、私の部下には、一般市民もいるのよね。」



どう?簡単なゲームでしょ?って。


嘘でもほんとでも可能性があったらなぁ。


私を殺すために、待機班や万事屋を使って・・・。


はぁ。

なんか、どっと疲れた。



「待つアル!A!変なこと考えたらダメヨ!

銀ちゃんも、なんとか言ってヨ!黙ってないで!」


「・・・はぁ、、巻き込んでごめんなさい旦那。

神楽ちゃんも、新八くんも。

待機班がどっかで伸びてると思うんで

病院行くならそいつらも連れてってやって下さい」


「A!待ってヨ!他に方法は」


「神楽、帰るぞ」


「銀ちゃん!私、そんなん嫌ヨ・・・!

そんなんで、助かりたくないヨ」


「神楽ちゃん、旦那は2人が大事なの。分かってあげて」



契約成立ね、なんて言う女は、私に毒を渡して

全員を連れて出ていった。

32、簡単→←30、プツン



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あい(プロフ) - eight40094さん» コメントありがとうございます!すっごく嬉しいです!これからもよろしくお願いしますー! (2021年2月9日 7時) (レス) id: 7ef5ab0f96 (このIDを非表示/違反報告)
eight40094(プロフ) - あぁ、早く続きが見たいです!忙しいと思いますが、作者様頑張ってください! (2021年2月9日 3時) (レス) id: c00f201ead (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あい | 作成日時:2021年1月30日 23時

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