すれ違い [銀魂-桂小太郎] (ページ6)

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6.下ネタページ6

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｢喉渇いた｣

Aの言葉に銀時は何も言わずに台所へ向かう。

冷蔵庫から自分の名前が書かれたいちご牛乳を取りだしコップに注いで持ってくる。

新八も神楽もその光景は見なれたものだが

糖分が大好きな銀時が好物を人に与える、その光景は未だに違和感がある。

｢分かってるー｣

そう言いコップに注がれたピンク色の液体をAは体内に流し込む。

と言っても、チビチビと流し込むのだが。

そんな風に始まり、万事屋銀ちゃんは賑やかになる。

近況報告をし始めると

万事屋メンバーはいつも面白おかしい話を始める。

それが実際に起こるのだから、ここはいつも面白い所だとAは笑う。

Aの近況報告といえば、最近の桂率いる攘夷志士の動きや

団子屋の新作やバイトの楽しさ、あとは桂との惚気話くらいだ。

なんだかんだそんな話も3人と1匹は快く聞いてくれるのだが。

｢昨日はそよちゃんと人生ゲームしたヨ｣

｢人生ゲームいいねぇ！大人数でやるともっと楽しいよ｣

｢Aはやったことあるアルか？｣

｢あるある！｣

ねー銀時ーと銀時に同意を求めるA。

そんなAに、あぁそんなこともあったな、と答える。

｢銀時すごく盛り上がってたじゃん｣

｢馬鹿野郎お前、俺ァそんな子供っぽい遊びで盛り上がんねぇよ。

もっと大人な遊び持ってこい大人な｣

｢銀時とは無理ー｣

ケタケタと笑うA。

下ネタ、子供っぽいAがそれを受け入れてる姿にも新八と神楽は過去に驚いた記憶があった。

これだけ過保護に育てられ、こんなに子供らしいのだから

下ネタなんて程遠い、『え？何それー？』という言葉が来ると思っていたからだ。

まぁしかし、あのメンバーに育てられてそこまでは無理だったか、と新八は冷静に考えた記憶がある。

20代後半にもなってその反応をされても、逆に反応に困るのも事実だ。

はっきりと断られた銀時だが、これもノリというものなので特に傷ついた様子もない。

いや、内心ちょっとくらい傷ついているのかもしれないが。

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