9 告白大会?「「あっ、やっぱバレてた」」vr 一ノ瀬兄弟 ページ10
「ふーん、普通に上手いし、上にも下にもまだ余裕ありそうじゃん」
「ちょっと、練習すればかなり人気でるんじゃない?」
浦坂が言う。でもそれは違う。葵が本気を出せば一年で、トップ集団に入る。それだけの実力を持っている。ただ、ただ有名になりたくないだけで。
「そうだ!HyDさんコラボしましょう!」
「まふまふさんと?」
「うん!」
「やだ」
「ダメ?」
「だめ」
「なんで?お願い」
「っいやだ」
「どうしても?」コテン
「っん、ダ、メ」
「お兄ちゃんのお願いだよ?だめ、かな?」
再度のくび、コテン
「ッッッッん、いつか、ね?」
「イィヤァッタぁぁ!!聞きました?そらるさん!いつか、だけど約束したからね?やろうね?今から楽しみだぁ!!」
「まふうるさい」
まふ兄さんのキャラ崩壊が激しい。
いや、もともとか。
「で、Aは良いの?言わなくて」
んー、ついに来てしまった私の番。お兄怒るかなぁ
「あー、踊り手のCTORで、絵師の叶です」
一息で言い切った。
「まじ?本物のCTORさん?CTORさん女だったのか」
「えっ?あの叶さん?まじかっ、会えるとは思ってなかったわ。今度、仕事の依頼して良いですか?」
「あ、はい。ツイッタァでDMしていただければいつでも」
私はちらり、と静かな隣を見る。
パチっ
ばっちり目があってしまった。
「あ、え、あの、そのぉ、うー」
言い訳しようと開いた口からは、意味を成した言葉が出なかった。
お兄が手を上げる。叩かれるっ、と思ってぎゅっと目を閉じる。
しかし、予想していた痛みはなかった。代わりに頭に優しく置かれた手。そのまま、優しく撫でてくれる。
驚いてお兄を見ると、お兄は優しく笑っていた。
「そんなに、心配しなくても大丈夫。怒ってないよ」
「黙っててごめんなさい」
「ん、素直でよろしい。まぁ、Aが踊ってみたやってるのは何となく察してたし、無理しない程度に分けて撮ってたっぽいし、これからも続けていいと、俺は思うよ」
「ありがとう。やっぱバレてたかぁ」
「ところでA?俺は怒ってないけど、坂田はどうか知らないからね?」
あっうん、さっきからやけに静かで怖いんだよ。いつも怒らない人が怒ると怖いんだっけ・・・。
「あの、坂田さん?怒っていらっしゃいますか?」
おそるおそる尋ねると
「怒ってはないよ。ただ心配してるだけ」
坂田さんからはそう答えが。良かった。怒って無い。
「あっでもA」
文字ぃ
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ちょこ - 終わってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます! (2021年2月11日 3時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
りおな - 読みづらいのを解消するには…一行とか二行とかマスを開けたらいいよ! (2020年3月9日 18時) (レス) id: fd98254018 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - (名前の)になってます。そして、読みづらいです (2020年3月9日 18時) (レス) id: fb07734dbe (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 登場人物紹介の志麻さんの字違いますよ!w (2019年11月1日 22時) (レス) id: 38755f3eb5 (このIDを非表示/違反報告)
まろまろ - 面白いです!!これからも頑張ってください!! (2019年6月14日 20時) (レス) id: b9e42e7531 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鯉月 | 作成日時:2019年5月19日 12時