3 ライブだ!!当日だ!!物販だぁ!! ページ4
さて、本日は6月15日。
つ、い、に!!
やってきましたぁ!!ライブ当日!!
今日は思いっきり楽しみます!!
AM.6:00
同じマンションの10階にある、葵の家へ向かう。
ピーンポーン、ドアチャイムを鳴らすと待ち構えていたのか、すぐにドアが開いた。
「はい、おはよう!もう行ける?」
「もちろん!早く行こ!!」
葵が鍵を掛けるのを待って、駅へ向かう。
誰も送ってくれる人がいないため、電車で向かうのだ。高校生だし問題はない。
「そういえば、今日はAいつにも増してハイテンションだよね?なんかあったの?」
電車に乗って少ししたころ、葵が聞いてきた。
「なんかあったと言うほどじゃないけど、まぁね?」
「 ほら、最近お兄が忙しくて寂しかったから、葵と物販に行けることが増して嬉しいの」
「さっすが、ブラコン!」
「貴女にだけは言われたくない。超弩級ブラコン娘の貴女にだけは」
「流石の私でも、顔を見れれば満足ってほどブラコンじゃありませーん」
「そう言うけど、手術前とか、検査前とか、薬の投与前とか、精神ボロボロの時に膝の上に乗っけられて、頭撫でながら、「大丈夫、俺が付いてる」って言われてみな?お兄イケボだし、イケメンだし、たった一人の家族だし・・・」
「つまり全ては、彼方兄さんが悪いと?」
「そう」
「イケボでイケメンで、優しい彼方兄さんさえいなければ、ブラコンではなかったと?」
「そうそう。というか、お兄がいなかったら私は今ここにいないだろうな」
「確かに、あっ着いたよ」
「ここから少し歩きかぁ。先謝っとくわ、葵ごめん。置いてかないでください」
私は、葵に手を合わせる。もちろん、冗談で葵は言わなくともそんなことはしないのだが、実は半分くらい本音だ。実際に置いてかれなくとも、精神的に捨てられることが恐ろしい。
「もちろん!遅れそうだったら、互いに電信柱2つ分ずつ、おぶい会おうね?」
「えっと、サイコパス葵さん?は、帰っていただいて結構ですよ?」
何だかんだ、話している内に会場へ着いた。
早めにきた甲斐があり、物販に並ぶ人の列はまだ少ない。
「そういえばさ」
日が照ってきて、並ぶ人の列も最後尾が見えなくなった頃、葵がスマホから顔を上げてこっちを見た。
「ん?」
「そういえばさ、Aは何で、ATRがすきなのかな?って」
164人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちょこ - 終わってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます! (2021年2月11日 3時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
りおな - 読みづらいのを解消するには…一行とか二行とかマスを開けたらいいよ! (2020年3月9日 18時) (レス) id: fd98254018 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - (名前の)になってます。そして、読みづらいです (2020年3月9日 18時) (レス) id: fb07734dbe (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 登場人物紹介の志麻さんの字違いますよ!w (2019年11月1日 22時) (レス) id: 38755f3eb5 (このIDを非表示/違反報告)
まろまろ - 面白いです!!これからも頑張ってください!! (2019年6月14日 20時) (レス) id: b9e42e7531 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:鯉月 | 作成日時:2019年5月19日 12時