三輪先輩と後輩ちゃん

【番外編】後輩ちゃんのバレンタイン ページ34

【後輩side】

『今日は楽しいバレンタイン〜♪リア充共が虫けらみたいにうようよ沸き上がるバレンタイン〜♪んふふふふーん♪』

即興で作った作詞作曲私の曲を歌ってると、いつの間にか教室に着いてガラッとドアを開けて中に入った

教室には既に3人揃ってて、いつも通り｢おはよーごぜーます｣と挨拶をすると皆返してくれる

うんうん、千里ちゃん嬉しいよ

そんな事を思いながら席に着くと、隣に座る野薔薇ちゃんから｢ほら｣と綺麗に包装された友チョコを貰った

『ありがとうごぜーます、野薔薇ちゃん。うちも一応作って来たんでどーぞ』

お礼を言い、紙袋から野薔薇ちゃん用のチョコを取り出して手渡した

釘崎「ありがとう、A」

『いえいえ』

それを見て、｢お、それ手作り？そっか、今日バレンタインだもんな〜｣と言う虎杖君にもチョコを渡す

虎杖「お、マジで！？サンキュ、A」

『いえいえ、皆さんにはお世話になってるんで』

そう言って今度は伏黒君にも渡そうとするが、一筋縄にはいかなかった

伏黒「は？俺は別に…」

え、もしかして甘いの苦手とか…！？

確かにそんな感じはするけど！(偏見)

釘崎「何アンタ、レディの手作りチョコ受け取らないとか言わないでしょうね？」

なぜか喧嘩腰でそう言う野薔薇ちゃんに、｢まぁまぁ…｣と言って宥める

虎杖「そう言う釘崎は、俺らにチョコねぇの？」

釘崎「ある訳ねーだろ」

虎杖「デスヨネー」

虎杖君は既に私があげたチョコを食べて｢ん、うまっ！｣と言い、グッドサインを出して感想を伝えて来た

良かった〜

三輪先輩好みに作ってるから口に合うか分からなかったけど、口に合ったみたいでちょっと安心

結局、伏黒君は折れて渋々だけど受け取ってくれた

やったね☆

後は、2年の先輩達とか学長さんとか…あのうるせぇ奴以外でお世話になってる人に片っ端から渡して終了か〜…

もし余ったら仕方ねーからあげますけど、余んなかったら忘れてたとか適当に言って、後日チロルチョコでもあげときましょうかねー

そんな事より、三輪先輩に愛情たーっぷり籠ったチョコを手渡ししに行きたいんですけど…まぁ、色々距離的に難しいんで郵便でブイーっと送って貰う事にした


『…霞ちゃん、喜んでくれると良いなぁ』

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ハッピーバレンタイン…ってあれ？今日じゃなかったっけ？(本日2月15日)

後輩sideだけでキリが良かったので、ホワイトデーに先輩sideは公開する事にしました

【番外編】三輪先輩のホワイトデー→←京都姉妹校交流会ｰ呪術甲子園ｰ*4

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