三輪先輩と後輩ちゃん

京都姉妹校交流会ｰ呪術甲子園ｰ*2 ページ31

【後輩side】

犠牲フライって私も正直何か分かんねぇですけど、新しい拷問ってww

てな感じの事を思いながら、思わず吹き出しそうになるのを必死に堪える

私がそうこうしている間に打席に入って虎杖君と何か話してる様子の包帯グルグルさん…基、三輪先輩の先輩で御三家の1つ加茂家の出の加茂憲紀先輩

五条「ストライク！バッターアウト、チェンジ！」

って、紹介してる間に何か終わったんですが…！？

えー、簡単に言うと虎杖君の話に答えてる隙に真希先輩がボールを投げてたみたいで1回もバットを振る事なく即退場になった

庵「加茂！振んなきゃ当たんねぇぞ！」

これには歌姫先生もご立腹

てか、あの白髪野郎ノリノリで卍ポーズとかっての決めてるんですが何なんですかね？

歌姫先生はさっきから何となく野球好きじゃねぇかって感じしますけど、奴が野球好きとか一ミリも聞いた事ねぇんですが

そんなこんなで、うちら東京校がバッターをやる番が回って来た

釘崎「東北のマー君とは私の事よ」

野薔薇ちゃんもノリノリで良く分からない事言ってるけど…

とりまスルーしといてあげようと思ったのに、出番待ちで私と同じくベンチに座る伏黒君と虎杖君それから狗巻先輩が怒涛のツッコミを入れる

伏黒「東北のマー君はマー君だろ」

虎杖「マー君投手だぞー！」

狗巻「おかか」

野薔薇ちゃんの鬼の形相と視線が怖くて、目を合わせないように逸らす

…ん？？

ガラガラ音を立てて何か運ばれて来やがるんですが

何かと思って見てみれば、どこをどう見てもピッチングマシーンが本来ピッチャーが立つポジションにドーンと置かれた

それを見た瞬間、キレて真希先輩の妹さんに殴り掛かろうとする勢いで迫る野薔薇ちゃんを急いで皆で止めに入る

虎杖「釘崎がキレた！乱闘だ！」

とりま、あわあわしてる三輪先輩可愛いんで写真に収めたい…！

嫌、是非収めさせて下さい！！(土下座)

それはそうと、野薔薇ちゃんの暴走を物理的に止めてるパンダ先輩と真希先輩の妹さんの方に目を向ける

釘崎「どう見てもピッチングマシーンだろうが」

真依「何言ってるの？スペアよ、スペアメカ丸。そっちのパンダが一昨日壊したんだから当然でしょ？」

あー、そう言えば…

真依「ピッチングマシーン…？良く分からないわ。貴方、機械詳しいのね。もしかしてオタク？」

釘崎「次から次へと良くもまぁ」

真希先輩の妹さんの煽りにピキピキ額に怒りを滲ませながら、野薔薇ちゃんは自棄糞にバットを振った

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