三輪先輩と後輩ちゃん

京都姉妹校交流会ｰ団体戦ｰ*2 ページ18

【先輩side】

西宮「うん、そのまま真っ直ぐ。でも東堂君居るよ」

東堂先輩が突っ込んだ先に虎杖君が居ると、上空から索敵してる西宮先輩から連絡が来た

加茂「問題ない。勝手にしろと言ったのは別だ」

そう言って、皆配置に着いて作戦が始まる

まずは真依が銃弾を虎杖君に向けて撃ち、私の所まで誘い込む

三輪「シン･陰流、簡易領域＿」

簡易領域を発動させて、虎杖君が領域内に入るタイミングを見計らって刀を抜く

三輪「抜刀！」

それをアクロバティックな動きで難なく避けた虎杖君に驚きを隠せない

何て反射神経！

躊躇ったとは言え、私のカウンターが掠りもしなかった！！

そしてメカ丸がビームを出す構えを見せて、加茂先輩と真依もそれぞれ武器を構えた

するとパンと手を叩く音がしたかと思えば、虎杖君と加茂先輩の場所が入れ替わってる

え、これって東堂先輩の術式…？

そんな事を思ってると、東堂先輩は加茂先輩に殴り掛かった

まぁ、加茂先輩は寸での所で避けたけど…

東堂「言ったよな、邪魔をすれば殺すと」

加茂「違うな、お前は指図すれば殺すと言った」

東堂「同じ事だ、帰れ！」

そう言う東堂先輩の横を通り抜け、加茂先輩がこっちに向かって来る

メカ丸「引くようだナ」

真依「だっさ」

真依はそう言ってるけど、私は心の中で｢良かったー！｣とガッツポーズした

これで一安心…かな？

加茂「ちゃんと殺せよ」

東堂「それは虎杖次第だ。指図すんなよ」

…虎杖君、Aちゃんの為にも頑張ってね！

敵だけど心の中で虎杖君にそうエールを送って、その場を離れた

暫く走ってると、箒に乗って索敵してる西宮先輩が大きな鳥…確かAちゃんと同期の伏黒恵君だっけ？

取り敢えず、その彼の鵺に突然襲われて西宮先輩は箒と共に墜落してしまった

加茂「真依、メカ丸。西宮のカバー」

メカ丸「御意」

真依「まぁ、あの人居ないと困るしね」

西宮先輩のカバーを2人に任せて別れた後、何故か自然な流れで加茂先輩と一緒に行動する事になった

えー、この人も東堂先輩と同じくらい苦手何だけどな…

だってちょっと怖いし…

そんな事を頭の隅で思いながら走っていると、ヌッと横から人影が見えて咄嗟に刀を抜いて攻撃を防いだ

奇襲して来た相手には見覚えがある

眼鏡を掛けてて、真依と同じ髪色の髪をポニーテールに纏めてる

この人、真依のお姉ちゃん…！


それに加茂先輩の方には伏黒君も居た

伏黒「加茂さん、アンタら虎杖殺すつもりですか？」

京都姉妹校交流会ｰ団体戦ｰ*3→←京都姉妹校交流会ｰ団体戦ｰ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す