三輪先輩と後輩ちゃん

京都姉妹校交流会ｰ団体戦0ｰ*8 ページ16

【先輩side】

東堂「いいかオマエら、爺さんもよく聞け。女の趣味の悪いオマエらに疾うの昔に失望している。謀略策略、勝手にやれよ。ただし次俺に指図してみろ、殺すぞ」

殺気を出してそう言い捨てて東堂先輩はどっか行ってしまった

…って、学長もどっか行っちゃってるし！

三輪「どうします？あの様子じゃ作戦行動なんて無理ですよね。私まだあの人に殺されたくないですよ…」

Aちゃんと一緒に東京観光(デート)するって約束したし！

西宮「いいんじゃないかな、どうせアイツ東京陣営まっしぐらだもん。勝手に暴れてくれるなら私達は呪霊狩り(ゲーム)に専念すれば」

真依「でも、私達は虎杖悠仁を殺さなきゃでしょ」

え、マジでやんの？

私的に、Aちゃんのクラスメイトであり同期でもある虎杖君を殺すのは気が引けるんだけどなぁ…

だってAちゃん、虎杖君が死んじゃったって言う任務の後、電話越しでも分かるくらい大泣きして私に電話掛けて来たもん

まぁ、Aちゃん本人は泣いてるのがバレないようにしてたみたいだったけどね…

真依「アイツ殺すまでやらないんじゃない？殺しそうではあるけど」

メカ丸「そうなると東堂を監視し、虎杖悠仁に止めを刺す役が必要だナ」

Aちゃんが泣くのは見たくないし、私はやりたくないなぁ…

三輪「呪霊の相手もあるからどうせツーマンセルですし、丁度いいですかね」

加茂「いや、高専に所属する呪術師の中に虎杖悠仁のような半端者がいるのは由々しき事態だ。交流会以前の問題、加茂家嫡流として見過ごせん。京都校全員で、虎杖悠仁を襲撃する」

そう言う加茂先輩に、西宮先輩は｢待って｣と言って箒を持ってる手とは逆の手を上げた

西宮「虎杖君と狗巻君が一緒にいたらどうするの？呪言師を前にガン首揃えるのは少しリスキーだよ。最悪、一網打尽にされちゃうんじゃ」

あ、確かに…

加茂「いや、あれは来ると分かっていればそこまで怖いものじゃない」

加茂先輩曰く、"呪言"は言霊、音に呪力を乗せるわけだからこちらも耳から脳にかけてを呪力で守れば大丈夫らしい…

私、ぶっちゃけ出来る気がしないけど…Aちゃんも応援してくれてる事だし頑張らないと！

そう心の中で意気込んでいると、横髪を弄りながら真依が言った

真依「真希は私にやらせて、できれば茶髪の一年も」

加茂「その発言、東堂と同レベルだよ」

そう返す加茂先輩の言葉に、真依はムキキと睨みを効かせた



仲良くしようよ…

京都姉妹校交流会ｰ団体戦ｰ→←京都姉妹校交流会ｰ団体戦0ｰ*7

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す