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志麻くんの普段からゲームで鍛え上げられた警戒心の賜物か、子供達が扉を開ける前に、もの凄い早さで私の服を下ろした。
「泣かせてない、泣かせてない。ちょ〜っと遊んでただけ〜」
「でも、泣き声した〜!!」
「う〜ん…。もしかして鳴き声かな〜??」
つい脳内で感じに変換してしまった私は、思いっきり志麻くんを叩いた。
「ほら〜、やっぱり泣いてたんじゃん!!いじめちゃめっ、なのよ!!」
「大丈夫大丈夫、悦んで鳴いてるから」
やっぱりこの人この子たちが知ってる漢字で言ってないよな。と脳内を掠める。
「ほら〜、早く逃げないと、お兄ちゃんがこしょぐりに行っちゃうぞ〜!!!」
「「きゃ〜!!」」
そういって、子供達は喜んで逃げていった。
「この変態…」
「え?なんも間違ってないでしょ?ていうか、子供かわい〜。ねぇ、欲しくなっちゃうね」
急に耳元で囁く。
「…続けるの」
「もちろん。でも、また邪魔されちゃ、困るからね〜。悪いけど、扉足で押さえさせてもらおうかな」
「行儀悪…」
「実家でこっそりこんなことしてるのも、そもそもちょっとお行儀悪くない??」
そう言って、深いキスを私に落とした。
「ねぇ、おかーさん!!今日、しまくんが、Aちゃんのこと泣かせてたんだよ〜!!」
「邪魔するのはやめときなさい。新婚さんはいろいろあるのよ」
夕食時、お子の一言により、親戚中には結局バレた。
あの時の志麻くんの顔は一生忘れないと思う。
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ちょこ - とてもよかったです!その後話がもっと欲しい! (2021年1月7日 19時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
一ノ瀬るあ@こたぬき - あw「やるやんって〜のとこw知ってますw4枚目だけ読んでもwわたるが言いますっ!さかたん!やるやん!あ、私近畿なんですよ! (2020年7月7日 22時) (レス) id: 36c056d990 (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - はるさん» ありがとうございます!頑張ります〜! (2019年9月6日 11時) (レス) id: d6447dcd81 (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - 関西風しらすぅ@坂田家さん» ありがとうございます〜!短編になりきれてない部分多くて、話分裂しまくりなんですけどね(笑)センラさん、私の作品ではかなり人気なお方です笑 (2019年9月6日 11時) (レス) id: d6447dcd81 (このIDを非表示/違反報告)
はる - とっても面白い作品ですね!これからも更新頑張ってください!(ゝω・´★) (2019年9月6日 0時) (レス) id: 9386fcb447 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かんな | 作成日時:2019年8月13日 0時