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「喋れなかった〜〜!!!」
朝、起きたら予想通り自分の部屋。
「朝から元気やなぁ。二日酔い大丈夫なん、ってうわ、泣いとるやん!!!」
大慌てでその辺に落ちてたティッシュ箱を持って走ってきた。
「はなせなかったぁぁぁ〜〜〜」
「そうやな、次頑張り。ほら、鼻ちーんって」
ティッシュを私の目元に、鼻に忙しい。
「そんくらい自分でできるもん…」
そう言ってティッシュをひったくる。
センラくんのあまりの慌てっぷりに止まりかけた涙だったが、このまま話せなかったらどうしよう。なんて不安でまた溢れてくる。
「うぅぅ〜」
「ごめん。おれが余計なこと言っちゃったせいで」
「泣かんもん。もう私は大人。さあセンラくんがぴちぴちの私のシャツを着たときのこと思い出して」
「えらいえらい。って、ん!?」
「あ、やばい、笑えてきた」
「なんか思ってた慰め方と違うけど、なんかもういいわ!!」
そうだよ、そもそも坂田くんが好きなのって幼馴染さんなわけで私じゃないから今更感。
「まあ、可能性ゼロじゃないと思うで。昨日の感じ」
「一体何を見てそれを言えるの」
あの一言も交わさない、寧ろ雰囲気悪くなかったか?
「ちょっとさ、A、行動に移してみん?」
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らずべりー - なんだ!この素晴らしすぎる作品は! (2022年11月9日 22時) (レス) @page50 id: beb9593a66 (このIDを非表示/違反報告)
あう゛ぃおん(プロフ) - あー最高!!!です!! (2021年3月1日 17時) (レス) id: 6604420749 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - とてもよかったです!その後話がもっと欲しい! (2020年10月6日 22時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - ショコラさん» ありがとうございます〜!これからも頑張ります〜!沢山書くの頑張りますね!! (2019年8月19日 22時) (レス) id: 6d98018d89 (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - スイカさん» ありがとうございますー!!何回も読んで頂けて嬉しいですー! (2019年8月19日 22時) (レス) id: 6d98018d89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かんな | 作成日時:2019年8月1日 9時