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「おはよ」




目を覚ました瞬間、彼に声を掛けられた。




「…はやおき、だね」




「なんか、嬉しくて目、覚めたわ」




「…だる〜、からだ、おも…」




「がんばったがんばった」




そう言って頭を撫でられる。




「…上から目線でむかつく」




笑顔で頭を撫で続ける彼。




「なに」




たまらず尋ねる。




「ん?いや、最初と比べて言うようになったな〜思って。初めの頃結構大人しくて、当たり障りないことしか言わへんかったやん」





確かに最初はもっとおとなしかったし、素直だった気がする。




「はじめにさ、センラと仲良うなってたやん。今思えば、あん時のおれ、センラに嫉妬してたんやなぁって。でも、今はおれのほうがそうやってツンツンしててくれるやん?逆にわかりやすすぎて」




褒められたものじゃないと思うが、ちょっと悔しい。




「だからさ、正直ちょっとツンツンしててくれた方がおれ、嬉しいねん。なんか、その方が愛されてる感あるし。うわ、おれちょっとキモいな」




そうやって布団に突っ伏した彼がどうしようもなく愛しく感じた。




「…すき」




この言葉がが溢れて、つい、口から出てきた。




「もっかい!!見てなかった!!もっかい言って!!」




「や。むり」




そう言って首を振る私。




「あ〜あ〜。貴重なの逃してまった…。でも、おれはね」




そう言ってこちらを向いてくしゃっと笑った。




「いつまでもいつまでも君が、すきだよ」

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らずべりー - なんだ!この素晴らしすぎる作品は! (2022年11月9日 22時) (レス) @page50 id: beb9593a66 (このIDを非表示/違反報告)
あう゛ぃおん(プロフ) - あー最高!!!です!! (2021年3月1日 17時) (レス) id: 6604420749 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - とてもよかったです!その後話がもっと欲しい! (2020年10月6日 22時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - ショコラさん» ありがとうございます〜!これからも頑張ります〜!沢山書くの頑張りますね!! (2019年8月19日 22時) (レス) id: 6d98018d89 (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - スイカさん» ありがとうございますー!!何回も読んで頂けて嬉しいですー! (2019年8月19日 22時) (レス) id: 6d98018d89 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かんな | 作成日時:2019年8月1日 9時

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