運命共同体【となりの坂田。】 ２

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坂田くんに言われた言いつけを守りながら、今は日々を過ごしている。



お互い予定が合わず、会えない期間はどんどん長くなっていく。




むしろ、センラくんとの方が会っているかもしれない。




時々、東京に仕事があるたびに連れて行ってくれようとするのだが、どうも私の予定が合わない。




遠距離ってこんなに難しいのか。そう実感させられる。




周りが遠距離になると泣くほど嫌がっていたのが理解できなかったが、今はわかる気がする。




でも、こまめに電話してきてくれて、週に3回ほど連絡してくれるので、末期までは行かずに済んでいる。





でもやっぱり寂しい。





私は最近、あることを考えていえる。




それは、東京での就職だ。




そうしたら、今より会いやすくなる。




しかも、私は来年の春に今の大学を卒業し、就職しなければいけない。




タイミングが揃いすぎているのだ。




ただ、少し心残りはセンラくん。




良く集まっている4人の中で東京にいないのはセンラくんだけ。




私までいなくなったら、本当に一人になっちゃって、うぬぼれかもしれないけど、寂しくないかな。なんて思う。




あんなにお世話してくれているセンラくんを放って行けないというのも私が踏み切れない理由でもある。





でも、もう一つ。





まだ、付き合い始めたばっかりってこと。





今の勢いのまま行ってしまって大丈夫なのか。




実際、キスまでしかしてないし。




多分、世の中の付き合っている人の半分も進んでないと思われる。




でも、私が原因なんだろうけど。

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