イケボの彼はドSだったらしい。【川村壱馬】番外編 2 (ページ10)

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☆心臓バクバクな誕生日ページ10

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部屋の中を行ったり来たりしてそわそわしていると、インターホンの音が鳴った

『っ、は、はい！』

スリッパをパタパタ音を立てて玄関に迎えにいく

鍵を開けると、上着に首元を埋めて寒そうに立ってる壱馬くん

『あ、は、入って！』

壱「ふ笑なんでそんなおどおどしてんの笑」

リビングのドアを開けて部屋に入ると、部屋を見渡す壱馬くん

壱「…うわ、びっくりした笑
すげぇ、俺超嬉しいありがとうA」

『お誕生日おめでとう壱馬くん。
あ、あの、本当はクラッカー鳴らそうと思ってたんだけど、買うの忘れちゃって…』

壱「ふ笑 Aらしいな笑
でも俺祝ってもらえるだけで嬉しいし、Aといられるだけで充分だから」

『…あ、あのっ、プレゼントがあるの、』

そして引き出しからピアスの入った箱を取り出して渡した

壱「うわーまじで嬉しい。開けていい？」

『うんっ』

壱「…うわ、ピアスじゃん。しかも俺の好きなデザインだし。うわー本当に嬉しい」

ピアスを見てニコニコしながら喜んでくれる壱馬くん

喜んでもらえて良かったな

壱「ありがとうな、A。これ、大事にする」

『うんっ。…あ、えっと、ごはん食べよ！壱馬くんのために張り切ったんだよっ！』

壱「え、まじか食べたい食べたい」

改めて壱馬くんを目の前にすると恥ずかしくて、赤い顔を隠すようにキッチンに向かった

壱「いただきまーす」

『…どうぞ』

壱「ん、すげぇ美味いこれ。やっばまじで美味いよ」

『えへへ笑良かった』

壱馬くんは料理を美味しそうに食べてくれて、そのあとソファに移動して一緒にケーキを食べて

たわいもない話をしていたら時間は過ぎていって

壱「もうこんな時間だ。A、風呂入ってこいよ」

『…えっ！あ、私っ洗い物とかあるから壱馬くん先入ってきて？』

壱「え、いいの？じゃあ行ってくる」

あ、危なかった…

今日は長めのお風呂になりそうだから、後に入るって決めてたの

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壱「A上がったー」

『う、うんっ！じゃあ私入ってくるね…』

壱「俺ここで待ってるからな」

『うん…』

大丈夫大丈夫、

このあと勇気を出して…あーもう緊張する、

浴槽に浸かりながらそんなことを考えた

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