イケボの彼はドSだったらしい。【川村壱馬】番外編 2 (ページ6)

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☆降り注ぐキス、そして甘い甘い夜ページ6

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壱「A、こっち」

すると私を見て、ソファに座るよう言う壱馬くん

私はまだ少し緊張しながら隣に座った

壱「びしょびしょ笑ほら、拭いてやるから」

『わっ、』

そう言うと肩に掛けていたタオルを取って、髪を優しく拭いてくれて

タオルは私の頭全体を包み込んでいて、今の私には壱馬くんしか見えない

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壱「はい、おわり」

『…ありがとう壱馬く、』

壱馬くんを見ると、またあの時のような

綺麗で妖艶な瞳

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その瞳に息を吸うのを忘れていた私は

我に返って、壱馬くんの名前を呼ぼうとした

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『っん、』

タオルで包み込まれたまま、唇は重なって

いつもより狭い空間でのキスに苦しくて

重ねては離れ、重ねては離れのキスのたびに鳴るリップ音がいつもより近くで聞こえて

壱馬くんの甘い吐息に、目眩がした

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『、きゃっ』

そして私は壱馬くんを支えきれず、壱馬くんにタオルで包み込まれたまま

後ろに倒れた

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倒れてからも止むことはないキス

酸素を取り込もうと開けた瞬間に入ってくる舌

あたたかい舌が私の舌に重なって、歯列をなぞって、追いかけて

全てが、壱馬くんに支配されていて

でもその体温が私を、気持ち良くさせた

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壱「…え、ろっ、」

『…ん、はぁっ、』

壱「もう、寝る？」

『……、っ』

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…やだ

まだ、やめないで

もっと、壱馬くんでいっぱいになりたいの

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そんな欲が抑えきれなくて

私は壱馬くんを見つめた

『…や、やだっ』

壱「…ん？」

『…っもっと、もっと、して、』

壱「……っ、」

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それを合図にまたキスを始めて

耳裏、首筋、鎖骨、胸元にも口付けて

最後に胸元に紅い花を咲かせた

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『か、壱馬くん！ちょっと…足！』

壱「えーだって寒いんだもん」

『だからって、もう、お腹もくすぐったいよ』

壱「こうすればあったかいし」

『…もう笑』

壱「ふ笑 …A、好き」

『私も、好きだよ』

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あったかくて、甘い甘い夜だった

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fin .

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