貴方の声:6 ページ8
坂田side
「推しのメンバーに、認知されてる。」
と、言って顔を覆っている隣人、もとい歌い手『フュウ』さんの行動に、つい俺は
『はい……………………………………………?』
と、答えてしまった。『フュウ』さんってこんな人なのか?よくわからなすぎる。でも、俺はフュウさんが活動を開始してから直ぐにファン、いやリスナーになっているのでなにも突っ込まない。絶対に。
………………………………………………………でも、
推し
と、言う言葉が気になる。しかも、メンバーってことは少なくとも『浦島坂田船』か『そらまふうらさか』の中にいる。俺やないんか。俺はフュウさんのこと好きなんに。っは、あかん。メンバーにこんな嫉妬してもーて、俺は何がしたいんやろ。引越した先に好きな人が居たんは、ビックリしたけど俺んこと知ってくれる良い機会やし………
『よろしくな。フュウさん。』
推しのその人やない。俺を見たってな。フュウさん。
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貴方side
坂田「よろしくな。フュウさん。」
そう言ってにこやかに挨拶してきた坂田さん。まさかマサカリのあの坂田さんだったんだ。でも『フュウ』呼びは慣れないし、
「あの、私の本当の名前は杉野Aです。なれないんで、こっちで呼んでください。」
坂田「じゃあ、これからよろしゅう。Aちゃん。」
いきなり、名前呼びデスカ。でも、
「こちらこそ、坂田さん。」
仲良くなれたようで嬉しいな……………………………
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作者名:マナ | 作成日時:2020年3月24日 12時