可愛い推しと坂田さんの言い合いの後には。 ページ14
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推しが注文してくれた品を、銀色のトレンチの上に乗せながら_____店員さんがテーブルまで運んで来る。
トレンチから品をテーブルの上に並べ置き「ごゆっくりどうぞ!」と笑顔を浮かべて仕事に戻って行く。
オレンジジュースと袋に入ったストローを取る。
袋を破いてストローを出し、オレンジジュースが入ったグラスの中へ入れる。
カラカラッ____
グラスの中で浮かぶ氷同士がぶつかって音を出す。
黒マスクの下からストローを入れ、オレンジジュースをゆっくりと飲む。
目の前で推しと坂田さんが何かを言い合っている。
坂田「うらさん!それ(パンケーキ)僕の!」
浦田「はぁ?これ(パンケーキ)は俺のだ!
そっち(ショートケーキ)が坂田のだろ?」
どうやら注文したパンケーキとショートケーキは____「どっちのものなのか?」と言い合っている。
推しも坂田さんも甘い物が好きだっけ………?
二つ頼めばええのにな。
可愛いからずっと見ていられるんだけどね。
でもそんな楽しい時間は突然終わりを告げる。
左ポケットに入れていたスマホが_____ブーッとバイブレーションの振動と音が鳴った。
左手をポケットに突っ込み、引っ張り出したスマホの画面を確認する。
来たのはL○NEのメッセージで送り主はあの人か。
丁度、東京に来ているから行くか。
そう思い至ったら、すぐにメモ機能を起動させ文字を打ち込む。
まだ推しと坂田さんは言い合っていたので、私のスマホのバイブレーションには全く気付いていなかった。
[急用が入ってしまったので、今日の所は失礼します。また会って頂けますか?]
推しの肩を軽く叩くと____すぐに推しの視線は坂田さんからスマホに移動した。
ハッとした推しは「こちらこそ是非!」と笑顔で言った。坂田さんにも「また今度な!」と言いながら、パンケーキをフォークで切って一口食べた。
それを見た推しとまた言い合いが始まった。
机の上に置かれた伝票を掴んで席を立つ。
レジで会計する時に_____
[パンケーキを一つ、あのテーブルに。]とスマホの画面を店員に見せて頼み、まとめて会計を済ませて店を出た。
_____
坂田「パンケーキうまっ!」
うらた「俺の…あ!もう一個来た!やったぜ!」
L○NEを送ったあの人の家に行く。→←カフェに来たが何故か身長を羨ましがられた。
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天音 - 絵上手いね〜!投稿がんばって〜!! (2022年7月25日 14時) (レス) @page10 id: 531cec0c9c (このIDを非表示/違反報告)
幽鬼(プロフ) - 、さん» コメントありがとうございました!面白いと言って貰えて嬉しいです! (2022年5月7日 22時) (レス) id: 28ae65840c (このIDを非表示/違反報告)
、 - あと、この作品すっっごく面白いです! (2022年5月1日 21時) (レス) id: a2d70f47a0 (このIDを非表示/違反報告)
、 - うちよりかは断然文字綺麗ですよ!更新頑張ってください! (2022年5月1日 21時) (レス) @page35 id: a2d70f47a0 (このIDを非表示/違反報告)
幽鬼(プロフ) - カリナと咲さん» コメントありがとうございます。私自身は漢字を書くのが好きでノート買って書いてますね。褒められると照れますね(*ˊᵕˋ*) (2022年2月12日 19時) (レス) id: 49b8445b3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十騎 幽鬼 | 作者ホームページ:
作成日時:2020年1月5日 9時