愛して欲しいだけなのに。【浦島坂田船】

＃好きになっただけで ページ7

*








浦島坂田船と同居している家に戻ると４人ともいた。


声かけようかな…




『またさみんなと旅行行きたい！良い？』




彼らに声をかけるときは笑顔で明るく。


好きな人に話しかけるんだから当たり前だよ。


でも彼らは当たり前の、普通の反応をしてくれる？





「さっきも言ったけど忙しいから無理」


「俺も忙しーし、ゲームしたいし」


「まふ達と遊びたいし。」


「サラリーマンなめんでもらえます？」




…っ！なんで？何で何もしてない私が、こんな好きになっただけで


辛くならなきゃいけないの？何で？


私ばっかり…いつもいつも何で何で何で！！！！！！！！！！！！！！！！




『そっか、ごめん。一緒に住んでも何もしないしなんなら

無視されるし遊べないし一緒に住む必要ないよね。

この家から出てくわ。ばいばい』




いつでも出ていけるように準備していた。


実家に帰ろう。…誰も居ないけど


親は私が幼い頃に死んだ。


この家にいるよりかは幾分マシだろう。



するとうらたんが私の腕をパシっと掴んだ。


止めに来てくれたのかな、そうだったら嬉しい。




「お前の家って親いたっけ？」



『居ないけど？』



「ふーん」




それだけ聞くとリビングに戻っていってしまった。


はっ…？なにそれ


もういい、明日戻ろうと思ったけど今日戻る


なんで私だけこんな気持ちにならいといけないの？









神様は、地上にいる人なんか見てくれていない.......

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