紫妹、兄の代わりになれません

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セ side

俺のために色々してくれるAちゃんが可愛くていじめてしまいそうになる。

志麻くんが好きだったのは本当。
叶わないだろうとは好きになった時から分かっていた。

でも誰かに聞いて欲しくて、メンバーなんかに言ったら関係がごちゃごちゃしそうだしAちゃんに言うしかなかった。

彼女の反応が可愛かった
何よりも泣いてくれたのにときめいた

きしょ。

きしょすぎか俺

誰かに似て泣き虫さんやなぁとか思いながら
あれ、可愛いとか思ってない？
女の子可愛いって思うの久しぶりすぎてなんか変な感じ。

センラホモってんね〜

そして昨日の夜

「Aちゃん、キスマ付けてもええ？怒らん？」

『…ん』

寝ぼけているのは知ってるけど許可もらったしいいか。

服をめくると引き締まっているけど女の子らしい体があらわになる

あぁ、そういえば女の子の体ってこんな感じだったっけ

白い肌に唇をつけてみる

「やわらか…」

所有物っていう証拠みたいなのが欲しかった。
それだけ。

だって俺のにするって決めたし？
Aちゃん俺の事好きって言ってたし

最低、とか

聞きなれた言葉やからそんな事言われてもなんとも思わない

こんな俺知っても好きでいてくれるんかな…この子は。

「嫌わんでな、もう離せないから…」

変態なのは知ってる。
だって変態なのって普通やんか

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