13 ページ13
『美味しかったね〜』
「そうですね」
ごく自然に手を繋いで歩いている僕ら
『ねぇねぇ、この前はバイトしたけどさ、今日は普通にお客さんとしてお化け屋敷行ってみない？』
「えぇっ…い、いいですけど……」
やばい
普通にやばいぞ
『新しく出来たとこ！すごく怖いんだって』
「そ、そうなんですか…」
いやでも、先輩の前でかっこ悪いこと見せられないし我慢するしかない。
『中ってやっぱ涼しいね！』
なんて言いながらどんどん進んでいくAさん。
なんでこの人怖がらないの？
ぐわぁぁぁあっ！
「っ！」
ここって確か作り物とかじゃなくてスタッフさんもお化けになってるんだっけ
『うらたくん。後ろからなんかくる！』
「え！」
パタパタと足音が聞こえる
きたきたきたきた！
『これって逃げたほうがいいよね！？』
「逃げましょう！」
Aさんの手を取って走り出した。
全速力で
『うらたく、早い早い！…多分後ろから来る人追いつけないよ…！』
「それでいいんです！」
バタバタと走って出口まで着いた。
『はぁ、はぁ、ふふふ、なんも、みれなかった』
笑いながらそういった先輩。
そういえば見れなかった
「すみません」
『でも手を握って走ってくれたの嬉しかった。置いてくのが普通でしょ？』
大切な人って守りたいと思うのが普通だと思うんだけどな
「当たり前ですよ。だって好きな人ですから」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 155人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Alice(プロフ) - かわゆ... (2019年8月28日 17時) (
レス) id: f38b18c5a9 (このIDを非表示/違反報告)
くたりんご(プロフ) - きぃさん» きぃさん、コメントありがとうございます！口調とか迷子すぎて申し訳ないです本当に…。でもドキドキして頂けて嬉しいです！私が天才だなんておこがましいです(汗)ありがとうございます！ (2019年8月15日 17時) (レス) id: 25b7891eac (このIDを非表示/違反報告)
きぃ - 私､浦田さん好きだからドキドキしました｡これを書いてるくたりんごさんは天才! (2019年8月15日 16時) (レス) id: a12b60e498 (このIDを非表示/違反報告)
くたりんご(プロフ) - 禾ちゃんだおさん» そんな！その言葉が世界一似合わないんです私…！ (2019年8月10日 22時) (レス) id: 25b7891eac (このIDを非表示/違反報告)
禾ちゃんだお - りんごさん...くぁわいい... (2019年8月10日 21時) (レス) id: 60f12b0c07 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くたりんご | 作成日時：2019年8月9日 21時
