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番外編 4年生との合同授業 ページ20

合同授業が終わった次の日の授業。


土井先生「今日は皆に合同授業の成績表を返却する! 30点以下の者は補習授業を行うので、放課後 教室に残っておくように!」


乱太郎「私は…やった!55点!」


きり丸「俺、52点!」


しんべヱ「僕は、32点!セーフ!」


七瀬「…」


乱太郎「七瀬ちゃんはどうだった?」


七瀬「えっ…」


きり丸「どれどれ?28点…。え!?28点!?」


七瀬「きり兄!?大きい声で言わないで!!」


乱太郎「七瀬ちゃんが補習なんて珍しいね」


きり丸「お前…合同授業で何か悪い事したの?」


七瀬「…少し」


きり丸「自分で心当たりがあるなら、補習でも仕方ないな」


七瀬「うん…。でも、補習って私だけじゃないよね?」


しんべヱ「僕達が補習じゃないって事は、七瀬ちゃんだけなんじゃない?」


七瀬「え…」


乱太郎「聞いてみればいいじゃない? は組で補習の人 手を挙げて!」



シーン…


乱太郎が教室に呼び掛けると、1年は組の生徒の中で手を挙げているのは七瀬だけだった。


七瀬「私だけですか!?」


きり丸「まっ、初めての補習頑張れよ!七瀬!」


乱太郎「頑張れ!」


しんべヱ「頑張って!」



七瀬「…はい」




────────────・・・・・・


放課後、誰も居なくなった教室で土井先生を待つ七瀬。


七瀬(補習って何をするんだろ?)


ガラガラ


土井先生「悪い、七瀬!遅くなってしまった」


土井先生は、教室に入ると七瀬の隣に座った。


七瀬「先生?補習授業って何をするんですか?」


土井先生「それなんだけど?七瀬に行う補習授業が無いんだよ」


七瀬「?」


土井先生「七瀬は優秀だし、教科も実技も良くできる。しいて言えば実戦が心配だけど、補習授業で実戦を行わせるわけにも行かないし…」


七瀬「…」


土井先生「七瀬は何がやりたい?」


七瀬「え?」


土井先生「何か勉強したい事、火薬の事でも勉強の事でも実技の事でも何でも良い。今日は七瀬が知りたい事を教えてあげるよ」


七瀬「知りたい事…だったら昨日、田んぼ道で見つけた花の名前が知りたいです」


土井先生「花の名前?」


七瀬「可愛い花だったから…ダメですか?」


土井先生「ううん、良いよ。それじゃあ、図書室で花の図鑑を借りて昨日の田んぼ道へ行ってみようか?」


七瀬「はい!」



4年生との合同授業 おわり

終わり←番外編 4年生との合同授業



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作者名: | 作成日時:2017年9月30日 12時

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