番外編 4年生との合同授業 ページ16
伊助と七瀬は炭の準備を終えた事を三木ヱ門に報告に来る。
伊助「田村先輩、炭の準備出来ました」
三木ヱ門「おう!ありがとう」
滝夜叉丸「こっちも、あと少しで食材の準備完了だ!」
喜八郎「ねぇ?伊助と七瀬?悪いけど、学園の皆を呼んで来てくれない」
伊助「え…また僕達ですか?」
喜八郎「うん。だって今、やる事なくて暇でしょ?」
伊助「…」
七瀬「…」
───────────・・・・・・
仕方なく引き受けた伊助と七瀬は、上級生を呼びにに行く為に学園の廊下を歩いていた。
伊助「あれ?待てよ…」
七瀬「どうしたんですか?」
伊助「今日の夕食って、くの一も呼ぶって言ってたよね?」
七瀬「はい」
伊助「それじゃあ!僕は土井先生に くの一教室への入門許可をもらってから、くの一 の皆さんを呼んで来るよ!」
七瀬「…なんか、伊助さん嬉しそう?」
伊助「そりゃ、くの一教室に出入り出来る機会なんて滅多に無いからね!なんかドキドキして来た!」
七瀬「…じゃあ、私は上級生の皆さんと先生方を呼んで来れば良いですか?」
伊助「うん!頼むね七瀬!じゃあ、僕は職員室へ急がなくちゃ!」
伊助は、余程嬉しいのか足取り軽やかに職員室へと向かって行った。
七瀬(…何が、そんなに嬉しいんだろう?)
───────────・・・・・
七瀬は伊助と別れてから、2年生、3年生、の教室を周りバーベキューの事を伝えると、続いて5年生の忍たま長屋へと向かっていた。
七瀬(先輩達、部屋に居るかな?)
?「そんなに急いで何処へ行くんだい?」
背後から急に声をかけられ、七瀬が驚きながら振り返ると利吉さんが立っていた。
七瀬「あ!利吉さん!」
利吉「私の事、知ってくれてるのかい?」
七瀬「はい。イケメンコンテストでは優勝おめでとうございます!」
利吉「え?あぁ、ありがとう」
七瀬「利吉さんは、今日はどうされたんですか?」
利吉「実は、今日の夕食に招待されてね」
七瀬「え?夕食って…」
利吉「昨日、受け取った密書だよ」
七瀬「えぇ!?あれって、今日の夕食の招待状だったんですか!?」
利吉「そのようだね」
七瀬「…あれ?という事は…まさか」
?「あ─────────っ!?!?!?」
校庭の方から、叫び声が聞こえて来た。
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作者名:★ | 作成日時:2017年9月30日 12時