〇ミス ページ6
「サーム、先制点とるぞ！」
「おう！」
FWの2人がそう呼びあうと、ボールを蹴りあげた。
そのボールの眩さにみんなは目を細める。
2人が上と下に分かれて同時に蹴ったボールは黄色い光を放ったまま円堂の正面に向かう。
「絶対に止める！」
そう意気込む円堂は『風神雷神ゴースト』で見事、キャッチした。
が、地面を見れば少々踏ん張った跡が残っていた。
それは2人の技の威力を示している。
「ッチ、止められたか」
「まあまあ焦るな、これからが本番だ」
シュートを打った2人はお互いを励まし合いながら
今の彼女の心を支配するのは、焦燥か哀しみかそれとも＿＿＿＿＿疑問か。
しかし、試合は詩音が考えている時間を待ってくれる訳では無い。
ゴールキックのホイッスルがなって、円堂から一星にパスが繋がる。
そして野坂、稲森と敵を2人ほど抜いた時、野坂は詩音にパスを出した。
それを受け取った詩音はドリブルで上がっていく。
紫のモヒカンが目につくナデートが詩音のマークについた。
詩音はいつも通りにフェイントを駆使して抜く＿＿＿
ことが出来なかった。
気がついた時には、足元にあったはずのボールが彼の足元にあり、その彼の背中は自分に見向きもせずジャパンゴールのある方へ遠ざかっていくのを見る。
まるで、母に置いていかれた時のような錯覚を覚えた詩音は頭を振って自陣へと帰っていく。
次で
そう考える彼女の顔色に余裕の文字はない。
しかし、タイ代表のシュートは円堂がしっかりキャッチできる。
その度にパスで前線に繋いで上がっていく日本代表。
その中でも彼女のミスは一際目立っていた。
「(……いつもは、こんなに、やらないのに)」
なんで、なんで、なんでなんでなんでなんで
原因が分からない少女に襲いかかるのは『ガッカリ』『期待はずれ』などの幻聴。
幻聴に悪意がある訳では無い。
むしろそう言われるのが嫌なら、言われないように行動すればいいだけの話。
頭では分かっているが、これが簡単でないから人間は難しいのだ。
いつもと何か違う
その何かを見つけない限り、そのズレは修正されない。
分かってはいる、分かってるけど答えへの導き方が分からない。
どうすれば答えを見つけ出せるのか＿＿＿＿＿
それを教えてくれるのが
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おまんじゅう(プロフ) - 星猫さん» プロフから行けるボードに書き込んでおいたので良ければそちらを参照ください！！お話等もそちらを使っていただければ幸いです。お手数お掛けしますが、よろしくお願いしますm(_ _)m (2021年9月7日 18時) (
レス) id: e52fd62a9b (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年9月7日 18時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
おまんじゅう(プロフ) - 星猫さん» 高評価、ありがとうございます！！これからも応援宜しくお願いします！！ (2021年9月7日 18時) (レス) id: e52fd62a9b (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - はじめまして!とても素晴らしいです!高評価しました! (2021年9月7日 16時) (レス) id: 8c51e3f139 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん - 返信ありがとうございます！最高ですね！次回も楽しみにしています！ (2021年9月2日 6時) (レス) id: f751d7262a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おまんじゅう | 作成日時：2021年8月19日 10時
