序というか、モノローグというか、 ページ3
NOside
「よう、無事か?めがねくん」
物語が動き出したのはあるいはここからなのかもしれない。
四年前、人口28万人のここ三門市に異世界への門が開いた。
この物語を始めるにはこの文章が適切だろう。
さて、開いた門からはなにが出てくる?未知の生命体?我々を超越した別次元の我々?
三門市の場合は近界民、ネイバーと後に呼ばれるトリオン兵が出てきた。
何をしに?交易の交渉?はたまた技術の提供?しかしどうだろう。トリオン兵だ。兵隊。
兵隊が交渉しにくるか? 答えは否。では何をしに来た?
侵略である。門、ゲート付近の地域を蹂躙。当然街は恐怖に包まれる。
こちらの世界とは異なるテクノロジー。当然地球上の兵器はこれといって効果を見せず、
都市の壊滅は時間が直ぐに持ってくると当然のごとく思われ始めた。
ヒーロー等と言う救世主は遅れて登場するものである。三門市も例外ではなかった。
突如として現れた謎の一団がネイバーを撃破し、
「こいつらのことは任せてほしい」
と、
「我々はこの日のためにずっと備えてきた」
突然出てきてなに言ってんだこいつ等は、と普段ならなるところだが国を悩ませた侵略者を撃破して見せたため「どうぞ宜しくお願いいたします」と預ける他ないわけで。
そんな彼らの、ヒーローの説明しよう。
彼らはネイバーのテクノロジーを独自に研究し、「こちら側の世界」を守る為に戦う組織
界境防衛機関「ボーダー」
彼らは瞬く間に巨大な基地を作成、ネイバーに対する防衛体制を整えた。
そんなびっくり出来事からはや4年。ゲートは閉じることなく依然として開いている三門市だが、そんな街を出ていく人間は目を見張るほど少なく、ボーダーへの信頼に因るものか時折響いてくる爆音、閃光に慣れてしまっていた、、、
と、救世主すばらしい活躍に皆が皆惚れ惚れしているわけではなく、残念ながら妬む人間も出てくるのだ。
反ボーダーと呼ばれる彼らは三門市を守ってくれているボーダー隊員に対し悪質な妨害行為を繰り返す。警察が介入するも効果は薄く、ここに一人また一人と被害者が出ていく。
防衛任務を終え帰宅していた周隊の隊長、周稲荷も例外ではなく、突如として暴走したトラックに跳ねられ、入院することになった。
いつもの光景→←設定part2 こっちも読まなくても大丈夫です!
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作者名:狐うどん | 作成日時:2022年3月1日 19時