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セイラside
エグルさんやクロロにぃがいなくなった途端、体から力が抜けた。やっと受け止められるようになってきた今の状況に細く息を吐く。何も言わずにすり寄ってきたレオンの首元に顔を埋めると、安心からか涙が溢れた。
レ『よく耐えたな、セイラ』
貴「だっで、ごれ以上みんなに迷惑がげられない…」
がらがらになった声は、嗚咽も混じって酷いものだと自分でも思う。レオンは、エグルもクロロもお前にかけられる迷惑なら喜んで被るだろうな、と顔を顰めた。
レ『…『
貴「無理…。あんな初対面じゃ警戒されまくりだから…きっと発動するまでに殺されちゃう…こ、ころ…」
自分で言ってて泣けてきた。ゔぅ〜と呻きながらレオンの首をきつく抱きしめる。レオンだって疲れてるはずなのに、何も文句を言わずに私を慰めてくれる。本当に君はいい相棒だよ。
貴「ねぇ、レオン…もし、このままレイにぃ達は私のことを忘れたままで、クロロにぃとかエグルさん達も私のことを忘れちゃったらどうしよう…」
レ『…オレはお前を決して忘れない。もし、オレがお前を忘れるようなことがあったら、オレを殺してくれ。お前を守れないオレなんて、主との約束を破るオレなんて、存在しない方がいい』
私の涙を舐めとったレオンは、そのふかふかの体を丸めて私を包み込む。心地良い暖かさに目蓋が落ちていく。このまま寝て、起きたら全部夢でした。なんて、願っちゃうくらい今の私は弱ってる。
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レオンside
レ『で、どうして貴様がここにいる』
ク「すまん、レオン…俺もなんとか追い払おうとしたんだが…」
ヒ「こんな楽しそうな状況、放って置けるわけないよね♢」
忌々しいピエロが笑う。セイラを守るように体を縮こまらせると、少し苦しいのかセイラの眉が顰められた。
ヒ「そんな怖い顔しないでよ♤今回ボクは協力してあげるつもりなんだから♡」
レ『貴様が？協力？笑わせてくれる』
ヒ「ホントのことだってば♧だって、今のレイもセイラもつまらないからね♤」
こんなんで戦ったって意味が無い。それだけ言い残すとヤツは姿を消した。あくまで裏から協力するつもりらしい。納得はしてないが、クロロの何とも言えない表情を見て、ごれ以上責めることもできなくなった。
あぁ、主。寂しがっているこの子を早く助けてやってくれ。
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ラヴィ(プロフ) - AYさん» ありがとうございます！正直ネタ切れなんでリクエストあったら教えてください！私ができる限りにはなりますが実現させるので！ (2020年5月14日 2時) (
レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
AY - 待ってました！これからも更新頑張ってくださいね♪ (2020年5月13日 8時) (レス) id: b293a3810d (このIDを非表示/違反報告)
バレーノ(プロフ) - モフレさん» ありがとうございます！モフレ様もお体に気をつけてください！ (2020年3月19日 1時) (レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
モフレ(プロフ) - 初コメ失礼します…！このお話好きすぎて何回も最初から読み返してます……！お体に気をつけて頑張ってください！応援してます (2020年3月18日 21時) (レス) id: ac508ad555 (このIDを非表示/違反報告)
バレーノ(プロフ) - 宵城さん» ありがとうございます！ゆっくりですがしっかり更新していきます！ (2020年2月8日 23時) (レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バレーノ | 作成日時：2019年10月27日 8時
