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クロロside
満月が美しい夜。俺達はとある廃墟の前に集まった。
貴「あれ?なんでヒソカもいるの?」
ヒ「友人出演だよ♡ボクとしても、キミ達には常に万全の状態でいて欲しいからね♧」
貴「へ〜、そっか!ありがと!」
セイラ、ソイツに礼なんていらないんだ。見てみろ、ソイツの顔を。明らかに善意100%じゃないぞ。
エ「…敵の情報は、頭に叩き込んだか?」
ヒソカを射殺さんとする視線で睨みつけたエグルの声に、全員が頷いた。今回の敵はかなり厄介な能力の使い手で、下手すれば一網打尽にされてしまうこともあるかもしれない。よって、俺達はとある秘策を考えた。
ル「…本当にこれで上手くいくのか?」
ク「と、言ってもこれくらいしか出来ないからな…セイラが潰されればお終いだ」
貴「まぁ、一応頑張ってみるよ」
その秘策とは、セイラに目隠しをつけることだった。手に握られた黒いハチマキを見て、セイラは苦笑している。
しかし、セイラは気配の察知が死ぬほど苦手だし、それは今更どうにも出来ない。だから、そこでレオンの『
貴「綺麗な満月だな…レイにぃがいたらきっと秒で終わったのに…」
ル「俺で悪かったな」
ク「確か、お前は月が出てないと能力が使えないんだよな?」
エ「満月の時のコイツは強いぞ。期待しておけ」
ヒ「ねぇ、早くヤろうよ♧」
ロ「誰だよコイツ連れてきたの…味方のくせに味方感が無さすぎる…」
レ『仕方ないだろう。オレだってなるべくコイツはお嬢に近づけたくないんだ』
各々緊張と興奮が混じったようなオーラを放つ中、セイラがでも、と呟いた。
貴「正直、このメンバーだったらレイにぃ達にも勝てるんじゃないかなって思う」
ク「まぁ、見る奴によっては錚々たるメンバーだからな」
六騎人のパワー担当、幻影旅団団長、奇術師ヒソカ、ヴェネーノカンパニー社長とその右腕、あのレイ=ネテロの弟子とペット…。
エグルとルアが戦えることを知っていれば、まずこのメンバーにちょっかいをかけるような馬鹿はいないだろう。
貴「だから、絶対負けないよ。記憶を消すなんて狡い手しか使えないようなヤツなんかに」
セイラのオーラに殺気が混じる。
全員が頷いたのを確認して、俺は扉を開いた。
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ラヴィ(プロフ) - AYさん» ありがとうございます!正直ネタ切れなんでリクエストあったら教えてください!私ができる限りにはなりますが実現させるので! (2020年5月14日 2時) (レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
AY - 待ってました!これからも更新頑張ってくださいね♪ (2020年5月13日 8時) (レス) id: b293a3810d (このIDを非表示/違反報告)
バレーノ(プロフ) - モフレさん» ありがとうございます!モフレ様もお体に気をつけてください! (2020年3月19日 1時) (レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
モフレ(プロフ) - 初コメ失礼します…!このお話好きすぎて何回も最初から読み返してます……!お体に気をつけて頑張ってください!応援してます (2020年3月18日 21時) (レス) id: ac508ad555 (このIDを非表示/違反報告)
バレーノ(プロフ) - 宵城さん» ありがとうございます!ゆっくりですがしっかり更新していきます! (2020年2月8日 23時) (レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:バレーノ | 作成日時:2019年10月27日 8時