検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:16,604 hit

6 ページ31

クロロside

満月が美しい夜。俺達はとある廃墟の前に集まった。



貴「あれ?なんでヒソカもいるの?」

ヒ「友人出演だよ♡ボクとしても、キミ達には常に万全の状態でいて欲しいからね♧」

貴「へ〜、そっか!ありがと!」

セイラ、ソイツに礼なんていらないんだ。見てみろ、ソイツの顔を。明らかに善意100%じゃないぞ。



エ「…敵の情報は、頭に叩き込んだか?」

ヒソカを射殺さんとする視線で睨みつけたエグルの声に、全員が頷いた。今回の敵はかなり厄介な能力の使い手で、下手すれば一網打尽にされてしまうこともあるかもしれない。よって、俺達はとある秘策を考えた。



ル「…本当にこれで上手くいくのか?」

ク「と、言ってもこれくらいしか出来ないからな…セイラが潰されればお終いだ」

貴「まぁ、一応頑張ってみるよ」

その秘策とは、セイラに目隠しをつけることだった。手に握られた黒いハチマキを見て、セイラは苦笑している。
しかし、セイラは気配の察知が死ぬほど苦手だし、それは今更どうにも出来ない。だから、そこでレオンの『言葉無き者の声(テレパシー)』でセイラにだけ敵の動きを実況してもらうというわけだ。



貴「綺麗な満月だな…レイにぃがいたらきっと秒で終わったのに…」

ル「俺で悪かったな」

ク「確か、お前は月が出てないと能力が使えないんだよな?」

エ「満月の時のコイツは強いぞ。期待しておけ」

ヒ「ねぇ、早くヤろうよ♧」

ロ「誰だよコイツ連れてきたの…味方のくせに味方感が無さすぎる…」

レ『仕方ないだろう。オレだってなるべくコイツはお嬢に近づけたくないんだ』

各々緊張と興奮が混じったようなオーラを放つ中、セイラがでも、と呟いた。



貴「正直、このメンバーだったらレイにぃ達にも勝てるんじゃないかなって思う」

ク「まぁ、見る奴によっては錚々たるメンバーだからな」

六騎人のパワー担当、幻影旅団団長、奇術師ヒソカ、ヴェネーノカンパニー社長とその右腕、あのレイ=ネテロの弟子とペット…。
エグルとルアが戦えることを知っていれば、まずこのメンバーにちょっかいをかけるような馬鹿はいないだろう。



貴「だから、絶対負けないよ。記憶を消すなんて狡い手しか使えないようなヤツなんかに」

セイラのオーラに殺気が混じる。
全員が頷いたのを確認して、俺は扉を開いた。

7→←5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
111人がお気に入り
設定タグ:あんスタ , H×H , 朔間零
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ラヴィ(プロフ) - AYさん» ありがとうございます!正直ネタ切れなんでリクエストあったら教えてください!私ができる限りにはなりますが実現させるので! (2020年5月14日 2時) (レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
AY - 待ってました!これからも更新頑張ってくださいね♪ (2020年5月13日 8時) (レス) id: b293a3810d (このIDを非表示/違反報告)
バレーノ(プロフ) - モフレさん» ありがとうございます!モフレ様もお体に気をつけてください! (2020年3月19日 1時) (レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
モフレ(プロフ) - 初コメ失礼します…!このお話好きすぎて何回も最初から読み返してます……!お体に気をつけて頑張ってください!応援してます (2020年3月18日 21時) (レス) id: ac508ad555 (このIDを非表示/違反報告)
バレーノ(プロフ) - 宵城さん» ありがとうございます!ゆっくりですがしっかり更新していきます! (2020年2月8日 23時) (レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:バレーノ | 作成日時:2019年10月27日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。