再会 ページ32
レイside
シャルにロキの行方を探らせて数日。
流石はシャル、あっという間に居場所を掴んだようだ。
シャ「はいコレ、ロキってやつの連絡先ね。
一応依頼ってことで呼び出したから」
レ「あぁ、助かった。ありがとな」
まぁ、レイの頼みだからね、とシャルは微笑む。
しばらくシャルと話していると、こちらに近づく気配が1つ。
ロ「げっ⁉」
レ「お!」
顔を見るなり逃げ出そうとしたロキを『
レ「残念だな〜?俺様の時間で敵うわけねぇだろ?ロキくんよ〜」
ロ「こ、この前のは悪かったって!逃がしてくれたってことは許したってことじゃなかったのかよ⁉グエッ!」
ジタバタと暴れるロキを一度地面に叩きつけて黙らせ、仰向けに寝転がるアホヅラを覗き込んで目を合わせた。
レ「悪いと思ってんならよ、俺様ちゃんの弟子になれ」
ロ「………は?」
間抜けな声を出し、目を数回パチパチとさせると急に滝のような汗をかきだした。
ロ「お、オレが…?」
レ「そー」
ロ「だだ、誰の…?」
レ「俺だって。何度も言わせんなよ。
あ、ちなみにお前に拒否権はねぇ」
ロ「悪魔…」
レ「吸血鬼だよ」
はぁ、と諦めたのかやや大きめなため息をついて立ち上がると俺に向き直った。
ロ「ま、オレはアンタにゃ勝てねぇからな…
わかった。大人しく従うよ。
で?オレは一体何をすればいいんだ?」
レ「お前、ハンターライセンス持ってるか?」
ロ「まぁ、一応」
ほぅ…好都合だな。
レ「よし。いいか?お前には
そして、そのためにはウチに住み込みで特訓してもらう!
俺が面倒見てやるんだ。余裕だろ?」
ロ「は、はい…」
レ「そうと決まれば、早速帰るぞ。
って、お前寝るとこねぇな…
ま、レッスンルームに布団敷きゃあいっか!
どうせ荷物もそんなにねぇんだろ?」
ロ「えぇ…」
ま、アイツらにも手伝わせれば、長くても1年ってとこだろうな。しばらくは退屈しないで済みそうだ。
.
.
シャ「一通り聴いてて思ったけどさ、もうレイに1回喧嘩売った時点で君の負けだよ…」
ロ「オレもなんであんな仕事受けたのか今になって死ぬほど後悔してる…」
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作者名:バレーノ | 作成日時:2019年2月1日 15時