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No side
レイがキルアに失格宣言を下し、敗者が出た為試験は終了。キルア以外の全員が合格となった。
今は合格者たちのライセンスについての講習真っ最中。既にゴンとイルミの間に一悶着ありかけたがなんとか場は収拾したようだ。
ビ「ハンターライセンスにはランクがあります。功績などによってランクはありますが、
ゴ「え？レイだけ？」
ビ「えぇ、セイラさんやワタルさんたちは
長い講習が終わり、ゴンたちは次の目的にキルア奪還を決定。部屋から出ると、『六騎人』がいた。
レ「はい、長い長い講習お疲れさん」
ゴ「…どうしてキルアを失格にしたの？」
ワ「あのまま放っておけば、ルールである『他の受験者を殺さない』に違反すると思ったからですよ」
カ「れいが『しっかく』にしなくても、おじいちゃんが『しっかく』にしてました」
ゴンがきゅっ、と口を結ぶ。
シ「それより、と言うのも語弊があるが、大丈夫かい？ゴン。君は大怪我を負っていただろう？傷が残ってしまわないか心配で心配で…」
貴「でも、元気そうだね。安心したよ。
ところで、ゴンたちはキルアの所に行くんでしょ？」
ク「あぁ、そのつもりだ」
レ「なら、案内役つけてやるよ」
レイがおい！と一声かけると、どこからともなく1人の男が現れた。
ロ「師匠ホント人使い荒いっスよ？」
レ「うるせぇ。それよりロキ、こいつらをククルーマウンテンまで連れてってやれ」
金色の髪をサラリと揺らした青年は、かつてセイラたちを襲ったロキだった。
ロ「え⁉オレあそこ苦手なんスけど…」
レ「つべこべ言うな。ほら、連れてってやれ」
心の底から『嫌』と言う顔をしたロキが盛大なため息をついた。
ロ「はぁ〜…レイさんの弟子のロキっス」
ゴ「えっと…オレ、ゴン！」
じゃあ、とレイたちがその場から去っていくなか、レイが顔だけゴンに振り返った。
レ「アイツを頼むぞ」
ゴ「…うん！任せて！」
ふっ、と微笑んだ横顔がやけに美しかったことは、ゴンの思い出だ。
ーENDー
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作者名：バレーノ | 作成日時：2019年2月1日 15時
