【名前変換オリジナル】ウラオモテゲーマー

6.情報が多すぎます。 ページ7

「ゲーマー……？」
理紗ってゲーマーだっけ。
「なんで……私がゲーマーって知ってるの……？」
「お前ゲームするのかよ！」
まさかのゲーマーだった。どうしても頭の中でゲームと結びついてくれないけど……
「誰にも言ってないんだけど……某落ち物パズルのインターネット通信で……地域1位を……」
それってつまり、あなたは一昨日ぐらいに対戦して私をボコボコにした地域1位の『みるく』さんって事ですか。あんなにやられたのは久しぶりだけど……近くにいたとは。

「……『みるく』だったのか」
「お前も当たったのか！？」
蒼太が頷く。彼もどうやら『みるく』にボコボコにされたらしい。そういえば、前に健が『地域1位のみるくが強い』って言っていた。みんな1回ずつ当たってたんだ、と目を丸くする理紗。
「あれ、この名前って舞ちゃんだっけ、とか思ってたら、いつの間にか勝っちゃった」
……この子、恐ろしい。

『続けていいですか？』
このウィンドウ、人の話わかるんだ。

『あなたがたは オモテの世界とウラの世界を
行き来できます』
『そして ウラでは戦えるのです』
戦える？つまりこの格好は、
『ちょっとやってみましょう』
やってみましょう……？やるって、戦うの！？

「なにか来る……」
最初に気づいたのは蒼太。彼の指さす方を見ると、
こん棒を持ったナニカがいた。

ちょっと待って整理させて。
最近の変な事件の原因は『イレギュラー』です、
イレギュラーが学校に出ました、
ウラの世界とかいう所に来ました、
理紗と『みるく』は同一人物です、
戦えるっぽい格好してます、

で、こいつを倒せって？
……情報量多いな。

ウィンドウに助けを求めようとしたけど、いつの間にか消えていた。
こん棒を持ったナニカは人型で、大きくて……
ゴーレムとでも呼ぼう。今だけこいつはゴーレムね。

さて、どうしましょうか。多分逃げられないから、やるしかないんだろうな。

4人いるんだ。何とかなるさ、きっと。

7.4人なら何とかなるでしょうか。→←5.ここはどこですか。

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