【名前変換オリジナル】ウラオモテゲーマー

5.ここはどこですか。 ページ6

「…………みんな、いる？」
3分、いや5分たっただろうか。足が地面に着いた感覚がしたので声を出してみる。
「俺はいる……眩しいの終わってるぞ！」
健が言うのでゆっくり目を開ける。

普通に学校の廊下？だとしたら浮いていたのはなんだったのだろう。変わったところは特に……
「舞！服が！」
「えっ」
自分の服を確認する。鏡がないからはっきりとは分からないけれど、変わっているのは分かった。制服ではない。紫色で、上下が繋がっている。私、普段こんなの着ないんだけど。背負っていたはずの鞄も、いつの間にか無くなっている。

健の服も変わっていた。上手く言えないけど……中世を思わせる衣装というべきか。単純な第一印象を正直に言うと、RPGみたいだなというもの。

辺りを見渡しても、場所が変わったようには思えなかった。いつもと変わらない学校。でもなんだか、気味が悪いくらいに静かなような……
「……松原さん？」
「蒼太くんと健くんは似たような格好になったんだね……私は……何だろう……」

理紗と蒼太も違う服だ。理紗はさらに昔の服な感じがする。ギリシャとか、そっち系の……

そして、何が1番変わっているって。

私たち、見覚えのないものを持ってます。

健は剣(それも2本)。
蒼太は弓と、背中に矢筒。
理紗は緑色の本。
私は、長い杖。

「これは……何ていうロープレなんだー！」
「ゲーム……？」
「魔法とか使えそうな見た目してる……」
バラバラの、ゲーム関連の反応。
私たちゲーマーが、この状況に興奮しないはずがないだろう。
雰囲気からして、理紗が回復役かな？

頬をつねって、痛いことを確認していると。


『みなさん こんにちは』

……何か出てきた。立体投影技術？私たち4人の目の前に、某RPGのウィンドウのようなものが表れて、挨拶してきている。黒地に白い文字……完全にソレだ。こんにちは、じゃないよ説明して。

『ここは ウラの世界』
『あなたがたは 選ばれし 勇者(ゲーマー)なのです』

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まさか服の名前で引っかかるとは。

6.情報が多すぎます。→←4.イレギュラーってなんですか。

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