17.これでいいんですよね？ ページ18
『あの場所にもう一度行けば、他の人も助けられる』
その推測に対する返信が、遅い。遅くなるのは仕方ない。
もしも、あっちで体力が尽きたらどうなるのだろうか。
助けに行かないという選択肢を選んでしまってもいいのだろうか。
誰かが反対したらやめだ。だから、ゆっくり考えて欲しい。そんな言葉を送る権利が、果たして私なんかにあるのか……
みるく私は、みんなでなら行きたい。
みるく四人でなら行けると思う
最初の返信は理紗から。四人ならいける、誰か一人欠けてはいけない……そんな思いは、私のそれと共通しているみたいで、安心する。自分の心に正直になるならば、私だって……
Kenそういうことなら、俺もやる
Ken楽しかったし……
楽しかった、ねぇ。分からなくもないかな。魔法が使える、というのは確かに面白かった。とはいえ私は基本的に遠距離から攻撃していた。距離をとるわけではない人達(つまり男性陣)はどうだろうか……健は面白がっていたけど……やっぱり蒼太の意見が一番気になる。あいつは頭いいからなぁ。論理的に反対されてもおかしくない。
カイ僕もやる
その文を読んで、思わず息をのんだ。四人の意見が一致した、のもあるけど、蒼太が賛成したことに驚いた。一言ぐらい渋りそうだなとは思っていたのに。いやまあ賛成してくれるのが一番なんだけど。
カイみんながやるって言うんだし、やるなら四人でやるしかないだろ
カイそれに、人を助けられるなら助けたいよ
「蒼太……」
画面を見ながら呟いてしまった。向こう側にいる蒼太に伝わるはずはないけれど。
『私たちには人を助ける力がある。ならば、その力を使って誰かを助けたい』
そんな私たちの思いを共有できたことが、とても嬉しかった。
今日この時この瞬間、私たち四人は『
……あれ、どうやって向こうに行くんだっけ。
18.きっと正しいんですよね。→←16.できると言うのですか。
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シュウ - 待っ…面白いです！ (2021年9月3日 0時) (
レス) id: f920010a89 (このIDを非表示/違反報告)
恋 - 読んでいて楽しいです!こんなおもしろい作品をつくってくれてありがとうございますっ!これからも応援してます! (2021年5月8日 20時) (レス) id: b0074abe1a (このIDを非表示/違反報告)
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