面白そうなので日本に行ってきます【ブルーロック】 (ページ6)

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No.5 〜面白い子、みっけ〜ページ6

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『…甚八、2次選考のこのシステムって、前甚八が考案してた練習方法？』

「そうだ、自身の武器の使い方を施行し洗練できる進化の場所、それが2次選考1stステージだ。」

『ドイツのチームにも同じようなの作ったな。
…このゴールキーパーのシステム、作るのはいいけど…、お金、かかっちゃうよ？』

「問題ない。A、お前は最高のシステムを作るこのだけ考えていればいい。」

『Okey Dokey♪』

1次選考、第伍号棟、最終第10試合TEAM V vs. TEAM Zの試合の様子をモニターで確認しながら、こちらも2次選考の最終調整を進めていたA。
そこでは後半3分のA•Tに突入し今までにないぐらい混戦した試合の様子が映し出されていた。
TEAM V御影玲王のFK、その後の剣城斬鉄、凪誠士郎による連続シュートを凌ぎ、ラストチャンス。

『ははっ、“いい眼“してるね♪』

先程まで試合の様子を見ながらも、ものすごいスピードでシステムの調整をしていたAの楽しそうな声が聞こえ、絵心は横目で様子を見た。

『ねぇ、誰？この11番』

「潔世一だ。」

『へぇー。』
ニヤリと笑みを浮かべるAは面白いおもちゃを見つけたような、大切な宝物を見つけたような、ひどく嬉しそうな眼をしていた。

『フィールドをよく見てる、いい位置どり。』
蜂楽廻からのパス。
このまま潔がワントラップしGKとの一騎打ちになると想像した。
しかし、その背後には危険を察知した凪誠士郎が迫る。

〈オオォォオオ！！！〉
ボールがフィールドに落ちる前、凪が追いつく時間を与える間もなく撃たれた潔の直撃蹴弾により、TEAM V vs. TEAM Zの試合は4ー5、TEAM Zの勝利で試合終了となった。

「どうだ？面白いか？」

『うん、まぁー、まだまだ再現性は低いし、身体能力的にも全然だけどね。うん、よいよい♪』

「そこはこれからお前のシステムの完成度による。」

『そこは任せてよ！なかなかいい感じに出来てるよ。これでっとComplete!』
Enterキーを叩く音が響き、今まで試合を映していたモニターに2次選考で使用するシステムの全貌が映った。

「流石だな、いい出来だ。」

『Danke♪』

試合後モニター室に訪れた帝襟はモニターを見ながら2人でニヤリと笑っている様子に恐怖を感じたとか。

next…

2023.11.15修正