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神威side
鳳仙と銀髪のお侍さんが殺りあっていたが、吉原に太陽が登り決着も着いたようにみえた。
俺も手合わせしたい所だが、傷だらけのお侍さん相手に負けるわけが無い。またの機会としよう。
今後に期待だネ。
それよりさっき上にいた女は何者なんだろう。
身のこなしを見た感じ、ただの女じゃないな。
気になって女の後を追った。
いま、ストーカーって言ったやつ。殺しちゃうぞ?☆
暗い路地裏でしゃがんでいた。
さっきの女と、阿伏兎か。なんであんなに、ボロボロなんだろう。まあ、ヘマしたんだろうネ。
女の様子からして阿伏兎の事をしっているみたい。
聞いてみると、昔の第7師団団員だったみたい。
こりゃ驚いた。強いわけだ!手合わせしたい好奇心で、少しちょっかいを出してみたが、案の定さらっと避けられた。
面白いな。
阿伏兎の事をダシにして、第7師団と一緒に来ないか誘ってみた。案外さらっと承諾し、阿伏兎におぶられている。
こうして船に戻った。
明かりのもとで見ると、凄く綺麗な顔立ちをしていた。
阿伏兎から話を聞いたところ、この女も純血では無いが、夜兎らしい。
ふわふわと揺れる白髪に透き通るような碧眼。
少し変わった格好をしていた。フリルのスカートをしたドレスを着ており、ストッキングや長い手袋のような物をしており肌は見えない。例えるならフランス人形のよう。
阿「団長ー見すぎ。見た目だけは綺麗だからなー。」
『見た目だけ、とは。』
阿伏兎に言われて、見過ぎていたことに気づく。
俺はこの女に興味があるようだ。知りたい。
『私の部屋は?』
威「ないヨ。俺と一緒の部屋使えばいいよ。1番広いし。」
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作者名:たなか | 作成日時:2022年2月28日 9時