検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:1,053 hit

2 ページ2

『こんこん、晴太くん来てるみたいだよ…。泣いてるの?』

暗闇に跪いている女。足の靭帯を切られ立てないのだ。
『…』
人の慰め方なんか知らない。日輪の頭を優しく撫でた。
「よしとくれ。こんな薄汚れた女があの子に会う資格なんかないんだ。」

いつもは強くて泣かない日輪。
晴太くんの事を話すと静かに涙を流す。

晴「かぁちゃん!!」

扉の外から子供の声がした。
扉をどんどんと叩く音がする。
扉が壊れたら危ないし、日輪奥に運んどこ。
そして案の定、扉に大きな衝撃。ひび割れる扉。
ひび割れから外の光が差し込む。

『壊れちゃった。』

晴「かぁちゃん。」
静かに扉がひらいた。ひらいた扉には木刀が刺さっていた。

なんか部屋の外で鳳仙のじいさんと誰か喋ってるな。

『あなたが晴太くん?日輪の大事な子?ごゆっくり。』

晴「え、だれ。」

警戒されている様子。両手を上げて降参ポーズをしながら部屋の外に出る。

『鳳仙のじいさん、騒がしいね。お客さん?』
「Aか。何をしておる。その小童を日輪に近づけるな。お前までワシを裏切るというのか?」
『知らない。日輪が生きてたら何でもいい。それがじいさんの命令でしょ。』

拳が飛んでくる。
1つ上の階の柱を掴み、逆上がりをするように上へ登りながら拳を避ける。
鳳仙のじいさんは舌打ちをして銀髪のパーマ頭に向き直る。
じいさんとは違う視線。
サーモンピンクの髪色をした少年が見ている。なんかにこにこしてるけど。

威「へぇー^^その身のこなし。お侍さんの他にも面白いのがいた!しかも女だ。」

寒気がした。ちがう、殺気だ。
なんか太陽も上がるとかなんとか言ってるし、逃げよ。
鳳仙のじいさん並に私も太陽は嫌い。


手すりから飛び降りて近くの部屋の窓から飛び降りる。小さい船がたしかあったはず。どこかの星で暇潰そうかな。
暗闇に包まれた路地裏を歩く。
すると、見覚えのある顔があった。

3→←出会い



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 神威 , 夜兎 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:たなか | 作成日時:2022年2月28日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。