第23話~冷やかし~ ページ27
彩視点
上杉「同じクラスの女からもらったヤツなんだ。バレンタインデーにチョコと一緒にだ」
黒木クンが、ピュッと高い口笛を吹いた。
黒木「やるじゃん若武。そんで今はその子とどうなってるの?」
若武は赤くなって黒木クンを睨んだ。
若武「だっ、黙れよ!捜査と関係ねーだろっ!!」
上杉クンはきっぱりと言った。
上杉「関係あるね。その女が絡んでるかもしれない」
若武「あの子は怪力じゃないぞっ!」
若武が叫ぶと、みんながいっせいに顔を見合わせた。
小塚「おーっ、あの子だって!」
黒木「怪しいじゃん、若武」
貴方「ですよねっ!!」
みんなは楽しそうに若武をイジっていたけど、私はなんか不愉快だった。
なんか、モヤモヤする。
そんな自分をふっ切ろうと、ガヤガヤ騒ぐみんなに向かって言った。
彩「ほかに、自転車の特徴はっ?」
声が思ったよりきつくなって、みんなびっくりしたように私を見た。
私はあわてて言った。
彩「早く捜さなくっちゃならないでしょ。他に特徴は?(汗」
黒木クンが疑わしそうな目を私に向けた。
私がじっとそれに耐えていると、若武は言った。
若武「他にはない」
そう言うと席についた。
若武「この条件から犯人のメボシをつけよう」
みんなが黒板を見上げ、私はむねをなでおろした。
貴方「………?」
……城戸さんはこっちを見ていたらしい。
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幸美シオン - 原作との流れに入れても自然な感じがします!これからも頑張ってください! (2015年11月10日 6時) (レス) id: 5d8807acba (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - 面白いです。KZの小説でオリジナルの主人公って少ないのでうれしいです。更新頑張ってください。応援しています!! (2015年10月27日 22時) (レス) id: 7579ab75e5 (このIDを非表示/違反報告)
ノノ - おもしろい (2015年10月26日 16時) (レス) id: 61b8cc2084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無気力 | 作成日時:2015年10月11日 22時