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Aside
『病み上がりなのに平気？』
柚「うん！寝て起きたら治ったし。しかもビッグニュースあるとか言われたら気になるじゃーん？」
ライブの次の日、
柚葉が私の家に遊びに来た。
『昨日ね…』
・
・
・
柚「えー！よかったじゃん！！」
『本当に泣きそうになったよ〜〜』
柚「しかもまたなあって笑。しょうちゃんらしい笑」
パジャマパーティーみたいに、
2人でクッションを抱きかかえて話をする。
柚「…あのね」
『うん？』
柚葉が急に、
本当に急に、真剣な顔をして話し始める。
柚「…前言った好きな人いるじゃん」
『うん』
柚「その人…いとこなんだけど…」
言葉をひとつひとつ選んで話してる様。
柚「…別れたって…連絡来て…」
『よかったじゃん！』
それでも柚葉の顔が晴れることは無かった。
柚「…付き合うか迷ってる…」
『…1回諦めようとしてたもんね』
柚「それに…もう伝えてたの」
『諦めるって？』
柚「そう」
伝えてたら話は別だ〜。
柚「そしたらいとこが…お前の気が向くまで俺は待ってるからって…」
『きゃー！素敵ー。』
そんなこと言えるなんてよっぽど大人なんだなぁ。
『いとこいくつ？』
柚「…26」
想像よりも大人だった。
『でもいいと思うけどなー。恋愛に歳は関係ないってよく言うじゃん』
柚「まぁそうなんだけど…」
『てか26って、しょうちゃんよりも年上じゃーん笑』
しょうちゃん今23だよ若いなぁ。
柚「…その事なんだけど」
『うん？』
ソワソワする柚葉。
柚「……ごめん、電話してきてもいい？」
『あ、うん。外行く？』
柚「うん。」
『そしたら戻る時また勝手に入っていいよ』
柚「わかった。ごめんね」
柚葉はケータイと財布だけ持って家を出ていった。
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作者名：ゆりかご | 作成日時：2021年1月2日 2時
