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ヒナちゃんからのLINE。
村上 信五20時頃に〇〇公園
いつか、終電後に話した公園。
19:52。
入口から1番離れたベンチ。
前もここで話した。
｢まだかなぁ…さむっ。｣
20:08。
｢そろそろ来るよね…？｣
20:22。
20:45。
｢21時…なっちゃった…｣
だめだ。
泣きそう。
不安で押しつぶされそうなのに
追い打ちをかけるようにヒナちゃんは来ない。
PRRRRRRRRRR…
｢……もしもし｣
村《ほんまごめん。今から向かう》
??《村上さん！》
｢……ばか…(泣)｣
村《え？》
｢ヒナちゃんのばか！私がなんかしちゃったなら言ってくれればいいのに！！なんも言わないでそーやっていつまでもいつまでも…(泣)｣
村《ちょ、お前何言ってんねん》
電話越しに風の音がする。
うるさい。
｢もうヒナちゃんの声なんて聞きたくない…顔も見たくない…(泣)｣
村《ほんまごめんって。》
｢私ばっか好きでヒナちゃんは全然振り向いてくれない！！こんな辛いなら大人しく亮ちゃんと付き合ってればよかった！！！！(泣)｣
村《好きや！！！》
ヒナちゃん、声大きいからちゃんと声通る。
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作者名：ゆりかご | 作成日時：2020年11月25日 0時
