気に食わねェ。 ページ21
ー回想ー
ミツバ「そーちゃん、今日は稽古行かないの?」
総悟「行きたくない!だって、嫌な奴がいるんだもん!」
『偉そうにしてる人がいるんです』
ミツバ「新しく入って来た人?」
うなずくAとごねる総悟。
総悟「俺たちよりも後に入って来て後輩のくせに、タメだし
俺たちが先輩なのに偉そうにして」
『ひじかたっていうらしいです』
ちょうど総悟とAを迎えに来た土方。
土方「道場に来ないので迎えに来ました、沖田先輩方」
総悟「離せよ!」
総悟を引きずる土方と追いかけるA。
『行って来ます、姉上!』
ミツバ「フフッ、いってらっしゃい』
ミツバ「十四郎さんたち、江戸に行くんですってね」
土方「誰から聞いた」
ミツバ「そーちゃんです。意気揚々に話してましたよ」
土方「あの野郎………」
ミツバ「私も…連れってって。…私、十四郎さんの傍にいたい」
この二人の会話は、総悟とAも聞いていた。
土方「知らねェよ。お前のことなんて知ったこっちゃねェんだよ」
総悟・A「『………』」
ー回想終了ー
“知らねェよ。お前らのことなんて知ったこっちゃねェよ”
総悟「………気に食わねェ………」
道場では、土方にズタボロにされた総悟が倒れていた。
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作者名:りんりん | 作成日時:2019年10月10日 8時