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迷ってる、迷ってない ページ19
土方side
山崎に転海屋の資料を渡された。Aに頼まれたのか。
剣術は総悟と互角で、洞察力は山崎と互角。弱みを見せないのが長所でも短所でもある。
それは総悟も同じで、気がつくと俺は道場に足を運んでいた。
道場には遠くを見つめて壁に寄っているAがいた。
『迷いのない人はいいや。姉の幸せを見守っていたい…。そう思うのになぜ揺らぐのか、
兄が黄昏れてる所なんて見たかないや』
本当はAも迷ってるのか。………転海屋を潰すかどうか。
『土方さん、いや副長。少し時間をくだせェ。まだ答えが出ねェんで』
そう言ってAは出て行った。わざわざ俺を“副長”と呼んだ意味は…。
考えてると総悟が入って来た。
総悟「土方さん、手合わせ願いまさァ」
どうやらここからが本題になりそうだ。
人並みの幸せとは→←番外編その2私もSだってこと忘れてるでしょ?
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作者名:りんりん | 作成日時:2019年10月10日 8時