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男「あなた方がミツバを運んで来てくださったのですか。ありがとうございます」
銀さん「アンタがあの人の旦那か?」
男「はい、うちのミツバがご迷惑をお掛けしました。外には出ないように言っていたのですが」
銀さん「ったく、ちゃんと見てろっての」
男「私は転海屋の__」
転海屋という名を聞いて、商人なのはわかった。なぜかどこかが引っかかる。
男「その制服、真選組の方ですか。Aちゃんも来てくれたのか。
真選組ということはミツバの弟くんのお友達でしょうか?」
?「友達なんかじゃねェ」
そう言ったのは、
男「総悟くん、来てくれたのか」
兄上だった。
総悟「あり?土方さんじゃないですかィ。奇遇ですねェ。
どのツラ下げて姉上に会いに来たんだよ!!!!」
これは何も言えない。私も兄上だったらそう思うから。
土方「邪魔したな」
土方さんは山崎を引きずって出て行った。隣の部屋に姉上がいるから必然的に会うだろう。
私たちも屋敷を出て、兄上は超絶不機嫌だ。気づかれないように私は山崎に電話する。
『ザキ、転海屋のあの男調べて欲しいんだけど』
山崎「分かりました!」
姉上はしばらく病院で入院らしい。激辛せんべいを持ってお見舞いだな。
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作者名:りんりん | 作成日時:2019年10月10日 8時