第31話ー片寄sideー ページ32
≪涼太君！≫
いつも愛くるしい笑顔で駆け寄ってくれて…
≪大丈夫ですよ！涼太君はとっても歌うまいしそれはファンもメンバーもみんなわかってるよ≫
俺が悩んでるときには年上か、ってくらい励ましてくれた
なのに
≪あ、まだいたんだ≫
何年間も一緒にいた子なのにただ何も聞かずに裏切って
自分がイライラする度にAに当たっていた
≪ひっ…ごめんな、さ、い≫
≪すいませんでした、片寄さん≫
気づけば名前さえばれなくなっていた
片「俺、最低や…」
ずっとひた向きに頑張っていたあの子の努力を
俺らが最悪な形で踏みにじった
気の済むまで暴行を与え、罵倒し
何故、E-girlsさん達が泣き、俺らのことをあんなに冷たい目で見るのは
きっと、俺らがしたことがとんでもないことだからだ
どんなに苦しくても辛くても弱音一吐かずに
一生懸命ダンスを愛し
ほかのメンバーに負けじと遅くまで居残り練習したり
そして、
いつもみんなに笑顔を振りまいていた
なのに華皇はダンスも下手で
英会話のレッスンもまともに来ない
トレーニングもサボる
リハも遅れてくるくせに、一番まじめにやらなかった
正直言って怠けていた
今思えば、どうしてだろう
どうしてこの女の本性にもっと早く気づかなかったのだろう
気づいて、俺がもしAを支えていたら…？
俺は、後悔と悲しみと怒りに満ちていた
華皇は下を向いたまま、震えていた
片「もう一度聞くよ、お前嘘ついていたんだな？」
すると
桃「涼太…酷いよ、どうして？どうしてそんなDVD1枚に揺らされるの？」
え…
桃「もしかしたら、あの子達が私を陥れるために作ったかもしれないんだよ！？」
そう言って、華皇はその場に崩れ落ちた
でもなぜか同情なんて感情はもてなかった
多分、コイツの本性が見えてしまったからだろう
俺は、立ち上がり
最後にこう吐き捨てていった
片「ごめん、俺ねお前の本性知ってしまったからもう味方できへん
信じた俺が馬鹿やった、俺は今からアイツの家に行く」
数「…俺も行く、このままじゃ俺はただの最低な奴にしかならへん」
龍友君も立ち上がり
俺も俺も、とほかのメンバーが立ち上がった
Aに謝りたい
でも、俺らがやった事の大きさと重さに気づくだなんて思わなかった
誰一人
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小森リンゴ - 凄く感動します！更新待ってます！頑張ってください！ (2018年3月31日 14時) (
レス) id: b41e986af5 (このIDを非表示/違反報告)
喰種姫 - ちょー続き気になります...更新頑張ってください！ (2018年3月27日 16時) (レス) id: 4980fdb9f5 (このIDを非表示/違反報告)
えりな(プロフ) - 続きが気になります次の投稿待ってます頑張ってください応援しています (2018年3月27日 15時) (レス) id: 7f525f8379 (このIDを非表示/違反報告)
reo sano - ウ"ァンパイヤでした。 (2018年3月4日 13時) (レス) id: c9f3e49afd (このIDを非表示/違反報告)
reo sano - yukiさん、GENEのバンパイアの作品にもコメントしてましたね!GENE好きですか?(*^^*) (2018年3月3日 16時) (レス) id: c9f3e49afd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RAMNE x他1人 | 作成日時：2017年7月29日 14時
