ねぇ、なんでよ……「3年A組」stage2 (ページ40)

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ドクンっ……

頭の脈が早く大きく鼓動を打つ。

私「っ……！」

少し涙を滲ませながら、過去を思い出す

これはとある財閥又は黒幕の娘の過去である

父様に呼ばれた

なんの用なのでしょう……。

また……

父様「こやつはゴミでしかない。」

姉様「そうですわね……笑笑」

母様「……ええ。」

ろくなことがないのでしょう……。

コンコン

私「失礼します、お呼びなさったとお聞きしましたので、まいりました。」

父様「……良い、入れ。」

そう言って入ると、父様は私に目を向けて突然こう言った。

父様「……聞きたいことがある。……景山澪奈を知っているか？」

私「……ええ、存じあげております。」

父様「景山澪奈は、水泳の選手だそうだな」

私「……それが、何か……？」

父様「ああいう奴ほど、人生を握りつぶしたくなる」

そう言って目を床に向けて紙をぐしゃぐしゃに握りしめた。

その時の父様は今までで1番怖く、背筋にゾクッとした感覚がはしった。

父様「まぁ、少し教えてやろう。ゴミだとはいえど、使えるやつは使っておかないとな。

私はね、今半グレ集団の”ベルムズ“を作ったんだ。そして、今最高の人生を送っているやつにフェイク動画などを作り上げ、人生をどん底に突き落とす。

最高じゃないか？Aもそう思うだろう？」

私「……景山澪奈は、私の友達なんです。

景山澪奈には手を出さないでくだ……」

父様「誰に口を聞いてるんだ！！！！！

ゴミが！！！！！！！！」

私「っ……！！！」

父様「いいか？ただのゴミは黙ってはい、そうですねと言っとけばいいんだよ……！！！

ターゲットは変えずに景山澪奈とする。
この世界をN・Sで人生全てを落としてやる！！
ハハハハハ……！！！！」

そう言って奇妙に笑い出す父様。

もう、怖かった。

あの時の父様は

オギャーオギャー！！

母様「この子の名前はA……なんて、どうかしら？」

父様「……良いな。ほぉら、貸してごらん。」

そう言ってまだ泣いている赤子をそっと優しく腕にだく父様

姉様「皆で記念に写真撮りましょう！！母様！父様！！」

父様「そうだな。」

母様「ふふっ、そうね。」

メイドさんが写真を撮る

はい、ちーず

カシャ……

ピシっ

その写真にヒビが入ったきがした。