ねぇ、なんでよ……「3年A組」stage2

66 ページ25

茅野「信じてもいいと思う。」





どういうこと？






茅野「先生はきっと誰も殺してない。」







え…？







今なんて…







ころ…してな…い？





じゃぁ…じゃぁ…









私「連も…里見くんも生きてるの…？」








茅野「…うん。昨日、下から声がして、気になって今下の美術室をみてきたの。
そしたら、美術室から、中尾くんたちの声がして…」







涼音「蓮が…生きてる…よかった…！」






茅野「中尾くんがいってた。先生は私たちのためにこんなことしてるんだって。
だから、先生を信じてほしいって。」









私たちの…ため…？
　






甲斐「中尾が…生きてる…。だからって…一人の教師がどうこうできる問題じゃねーんだよ…!
相手は」







柊「ベルムズなんだろ？」








唯月「…。」






私「…。」






魚住「ベルムズってなに？」






須永「この界外をしきってるはんぐれ集団だ。」







柊「ベルムズのKに影山のよわみをとるように言われたんだろ？おまえはそのKの正体を知っている。」




魚住「ベルムズのK って？」






須永「ベルムズのリーダーだ。その正体は一部の人間しか知らない。」








柊「甲斐。おまえは一人じゃない。俺が…必ず何とかする」






やめて、言わないで。





甲斐くん…！






甲斐「…貴志だ。ベルムズのリーダーは貴志正臣って男だ。」






私、唯月「…!」





ゆっちやった。








そろそろ唯月を守らなきゃ…






今まで私は唯月に守られてきた。









今度は









私が守る番。

68→←65

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す