検索窓
今日:14 hit、昨日:15 hit、合計:836,320 hit

15 ページ17

中尾「武智の奴
何か楽しそうじゃね?」









窓の外の様子を見ながら言った









里見「アイツの事だから100%話盛ってるよ」





兵頭「警察も多いし、何か注目されてんなぁ俺」


里見「お前じゃなくて、この状況がだろ」


兵頭「俺じゃないかぁ」


美咲「ママだ!ママがいる!」




ママ…私も窓を見てみるが、母様と父様、姉さんの姿は見当たらない。



今頃何してるのかなぁ…




やっぱり、わたしには……。









ガラッ



ドアが開いて、先生が入ってきた。






柊「どう?考えはまとまった?」









柊は茅野さんの席に手を置いた









茅野「もうちょっと…」


柊「間違えたら誰か死ぬんだ。答えたくない気持ちはよく分かる。
でももう8時まで時間がない」





茅野「……」






柊「答えられなきゃ
この教室ごと木っ端微塵だぞ」







柊は再び教壇に立った








香帆「さっきの言えばいいんじゃない?」




諏訪「あれでいいと思うけど」





涼音「私も」




私「…」





甲斐「さっさと言えよ!」







ドンっ!









甲斐君が声を荒げて机を蹴った。









茅野「景山澪奈は…今年の全国大会で、
ドーピングした事がバレて自 殺した」






やめて。








柊「それがお前の答えか?」


茅野「…」



なんで、何も答えないの?





柊「それでいいんだな?」


茅野「…」





ねぇ、いってよ…違うって…




甲斐「しつけぇな!いいに決まってんだろ!」






柊「茅野に聞いてんだ!」









はじめて先生が声を荒げた。









柊「お前が景山の何を見てきて、何を見てなかったのか。
よく考えるんだ」





さくら「…今さら何を言ったところで
澪奈は帰ってきません」





柊「確かに、景山を失った過去は変わらない
でもこれからのお前を、変えることは出来る」


茅野「……」


柊「自分自身で考えて
答えを出すんだ」


香帆「あのさぁ
何か二人の世界に入ってるけど、もう答えは出てるから。
澪奈は水泳界のプレッシャーに圧されてドーピング…」



さくら「違う!!
澪奈が自 殺したのはそんな理由じゃない」


柊「…」



茅野さん……。

唯月との過去16→←14



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (300 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1068人がお気に入り
設定タグ:柊一楓 , 3年A組 , 甲斐隼人
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

七瀬 - わ〜!!!好きです!!!((語彙力 (2023年4月23日 19時) (レス) id: 88894a9c9d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしてます!柊先生オチが良いです! (2020年3月30日 21時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
蒼炎 - 柊先生でしょ!それしか選択肢はない! (2020年1月22日 23時) (レス) id: 874e279780 (このIDを非表示/違反報告)
ILOVMTIEDA.S - 石倉が良いな〜 (2019年8月29日 23時) (レス) id: 8bf3196fdf (このIDを非表示/違反報告)
Ta_mu_pu(プロフ) - はい! (2019年8月26日 17時) (レス) id: c4889ab0e5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Ta_mu_pu | 作成日時:2019年3月19日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。