片恋ラビリンス2

66.結末 ページ30

犯人の仲間が、私たちが薬の偽装について調べているのを知ったらしい。



みんなが私の家に来たとき。たぶん、帰り道だろう。



私たちの話し声が聞こえたんだ。



犯人は、私たちをずっとつけていた。



そして、その内の一人が、ライバルの製薬会社の令嬢だということを知った。



つまり、私。



そして、私をずっと観察していた。



私を誘拐するために･･･





今思うと、ゾッとする。


ずっと私を見ていたなんて･･･







そして、私を使ってKZを脅し、証拠を奪おうとしたらしい。



でも、犯人は証拠を奪うだけじゃ、口封じにはならないと考えた。



だから、私たちを全員殺そうとした。






それは、叶わなかったけれど。



私たちの勝利だった。









倒れた私は、小塚くんが呼んだ救急車で運ばれた。



みんなは、警察が来る前に犯人から全部聞いた。





犯人は岡島製薬と繋がりの深い、まぁ悪いことをする人だ。



真犯人は、岡島製薬の幹部。








そして犯人を警察に渡し、みんなは警察に事情聴取を受けた･･･。









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